巨人に松坂大輔投手が登場!
では、なく同じ「大輔」ですが直江大輔投手。現在秋季キャンプに参加中ですが、原監督はじめ首脳陣の評価がとても高い、将来性豊かなピッチャーです。
今回は直江投手の2019年の成績や動画などから2020年の活躍を考察したいと思います。
直江大輔 プロフィールと戦績
まず最初に、直江投手のプロフィールと戦績から確認しましょう。
出身校(中学、高校) | 柳町中(中野シニア)、松商学園高 |
身長 | 184センチ |
体重 | 77キロ |
父・晃氏も松商学園高出身で、エースとして春夏甲子園に3回出場、明治神宮大会では優勝している実力者。
大輔投手は、2年で甲子園に出場しています。
大輔という名前からわかるように、松坂大輔選手のような投手に育ってほしいと願い、名前を付けたようですが、本人は巨人入団時のコメントで桑田真澄氏のような投手を目指すと言っていました。
「高い順位で指名していただき、本当に驚きました。・・・桑田さんは大変な実績がありながら、謙虚な姿勢でいらっしゃる点が本当にすごい。その気持ちを自分も持ち続けたい。…150キロを目標に頑張りたい」
桑田さんの野球に向き合う真摯な姿勢は、今の世代の子たちでも参考にする部分が多いと思いますし、OBなのでキャンプなどで訪問した時などに、色々と質問して吸収できる事も多いはずです。
特に、巨人のエースとして長年活躍してきたメンタル面、怪我を乗り越え、大リーグまで経験した豊富な経験は何よりも大きな糧になると思います。
桑田さんも、是非とも直江投手にアドバイス下さい・・笑
直江大輔2019年イースタン成績
ドラフト3位といえど、線も細い身体を見ると、将来を買われてのドラフト指名だったと予測されますが、同期で入団したドラフト聖心ウルスラ高の戸郷投手、育成ドラフト1位の山下選手と注目の選手が出てきているのも事実です。
少しでも早くファームでもアピールしないと・・・と焦る選手が出てきてもおかしくない中、直江選手はしっかりと準備を整え、ファームで初登板したのが9月になってからです。
そこから3試合に登板、自責点6、防御率10.80と数字的にはふるわない内容でしたが、秋季キャンプに選ばれ、原監督からも「槙原寛己のようになれる」とまで言われ、今注目を集めています!
読売巨人軍3本柱の槙原寛己さん
斎藤雅樹、桑田真澄、槙原寛己この三人がいた頃の巨人先発陣は、安定感抜群。中でもミスターパーフェクトとして知られる槙原さんは、先発に抑えに活躍。
阪神戦でバックスクリーンに3連発をくらったり、新庄さんに敬遠球を打たれてサヨナラ負けしたり、長嶋監督からFA宣言した際にバラの花束を送られたり・・・
とある意味色々と印象が強い選手ですよね。
また、極度の近眼で捕手からのサインが見えないという事で、自分からサインを送る珍しい選手ですが、間違いなく1990年代の巨人を支えたレジェンド投手です。
背番号54という事もありますが、この槙原選手の名前を出して、直江選手に賛辞を送るあたりに、期待の高さが伺えますし、ぜひとも槙原投手と同じように2年目にブレイクして、新人王獲得に絡むような活躍を見せてほしいところです。
直江大輔投手2020年ブレイクするために
ここまで直江選手のプロフィールと成績を紹介してきましたが、ここからは直江選手が2020年に活躍するために必要な課題を考察していきたいと思います。
いくつかの動画を見ましたが、ちょっと力を入れて投げる時にバランスを崩しやすく、ボールが引っかかってワンバウンドしていました。
直近のフェニックスリーグの動画もありましたが、1イニングだけですので何とも言えないですが、見ている感じは内角、外角の投げ分けはそこそこ出来ていたような気がします。
ただ、ストレートが高めに抜ける場面もあったので、高低はアバウトなのかな??という印象。
ストレートも150キロ満たない速球ですので、球威で押すというよりは、丁寧に投球していかなければいけないタイプだと思います。
球種は、縦に大きく割れるカーブ、スライダー、ツーシーム、チェンジアップなどを操るという事で、追い込んでからの決め球の精度が課題になってくるのでは無いかなと思います。
個人的な印象では、ソフトバンクホークスに在籍していた斉藤和巳氏にフォームが似ている気がします。
斎藤さんほど身体は大きくないですが、足を上げてから投げ出し、腕をしっかり振れるところが何となく似ているかな??といった感じです。
直球、変化球の質をしっかりと上げてほしい
直江選手は、自分自身の課題として「内と外の制球」と語っていて、内側にある程度制球できれば、外側にスライダーを投げて幅広い投球が出来ると考えているようですが、一軍の選手や外国人は外でも届く事が多いです。
二軍で通用した事が一軍で通用せず、投球スタイルを崩してしまう選手も多いので、課題は都度出てくると思いますが、今の投手コーチには経験豊富な選手も多いです。
しっかりとコーチングしてもらって、自分の投球スタイルを確立し、揺るがない自信を持ってマウンドに立ってほしいなぁと願います。
2018年ドラフトは、高橋優貴投手、横川凱投手、戸郷翔征投手、野手では増田陸選手、松井義弥選手、山下航汰選手とたくさんの楽しみな選手がいます。
直江選手もしっかりと春季キャンプに抜擢されるだけのアピールをして、2020年は大活躍する事をファンは願っていますので、頑張って下さいね!
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