巨人の一番打者問題が再浮上してくるかもしれません・・
吉川尚輝選手が、腰の違和感を訴えて、先発出場と試合前の練習を回避しました。
えっ…💦
大丈夫なんですよね…
早めの申告で無理したわけでないですよね…こうなると、一年フルは厳しいと考えてしまう。
湯浅、北村含め、
田中俊、若林、増田大、山本あたりはチャンス⁉️さらに
増田陸も虎視眈眈と狙ってくるか…セカンド問題は今年もどうなるか…💦 https://t.co/QuqZIKQQs2
— たーくん@巨人愛溢れる二児のパパ (@takun_baseball) March 22, 2020
吉川尚輝選手は、身体が元気であれば1番セカンドで開幕スタメンは間違いないかと思っていましたが、ここに来て暗雲が立ち込めてきました・・
吉川尚輝選手の腰痛は、慢性的な腰痛ですし、経過観察中の中ですから、うまく付き合っていくしかないので仕方無いですが・・・
軽症である事を願うばかりです。
→ 吉川尚輝選手、現在の腰痛の状態は回復したの?原因は何だったのだろう?
吉川尚輝選手2020年一番打者既定路線に変更が?
吉川尚輝選手が抜けると、今年もセカンドと1番バッターという2つの課題が一気に出てきますので、本当に痛いんですけど、このニュースを見て
「一年間、固定で吉川尚輝を使い続けるのは、まず無理だな・・」
と思い、休ませながら使っていくしかないんなと思うのですが、セカンドの守備だけを見れば、何人かの候補が上がりますが、トップバッターを兼ねる選手となると、吉川尚輝選手を超える適正がある選手がいないと感じます。
とは言っても、一人の選手が抜ける(抜けたわけではありませんが・・)だけで、巨人のチームの根幹が揺らぐことのないようにリスクヘッジは必要です。
吉川尚輝選手が年間通して一番バッターとセカンドの高い守備力で貢献してくれる事が叶わないとなると「2020年巨人の顔となるトップバッター探し」はしておかなければなりませんが・・
今年は誰が主に巨人の一番を努めるでしょうか??
読売巨人軍の開幕スタメン2020はどうなる?歴代の打線を振り返りながら考察してみた!
で、一度2020年の開幕スタメンを予測したのですが、改めて一番に置きたいバッターのタイプ別で候補者を挙げていきたいと思います。
巨人の2020年一番バッター候補は?
まずはじめに、2020年の一番バッターの候補になりそうな選手を挙げていきたいと思います。
選出理由 | |
吉川尚輝 | 走攻守すべて高いレベルでトップバッターに相応しいポテンシャルは十分にあり。 |
亀井善行 | 2019年の実績もありますが、シェアなバッティングで得点能力の高いバッターでありながら、出塁率も高く攻撃的一番バッターのイメージ |
北村拓己 | 二軍では選球眼が良く出塁率の高いバッター、一軍でも持ち味発揮すれば、足は無いが得点能力の高い2番バッター以降を活かせる可能性が。 |
坂本勇人 | 巨人の顔という点では坂本勇人しかいないですが、総合的に見て、得点能力が落ちる可能性があるので、あまり使いたく無い戦略かと・・ |
重信慎之介 | 足がある選手で機動力を活かすなら重信選手をトップバッターも面白いかと・・ |
松原聖弥 | 重信選手と同じ理由での選出ですが、どちらか一人は開幕一軍落ちの可能性が高いが、今の所重信選手のほうがリードかも?? |
田中俊太 | セカンドでなくファーストでの起用が続き、少ないチャンスでアピール出来るか?俊太選手が定着すると、守備力も高く面白いが・・ |
若林晃弘 | スイッチヒッターで俊足のため定着すると面白いが、現在打撃低迷で二軍調整を余儀なくされている |
陽岱鋼 | 亀井善行選手と同じく一発のあるバッターで攻撃的一番としては面白いが、穴が多く出塁率が低いのが難点。 |
湯浅大 | 主力に入って活躍するか?未知数なところがありますが、シーズン中に試される可能性は十分あるかも知れません。 |
以上の10名を推薦したいのですが、今日までの練習試合を見る限り、原監督の考えでは「1番には出塁率の高い選手を置きたい」意向があるように感じました。
2番打者最強説との兼ね合いもあるのでは?
あくまで予想ですが、1番バッターを決める際に、2番バッター以降の打順との兼ね合いもあるのでは無いか??と思います。
2番打者最強説は強打者の打席数が増えバントをせず得点力がアップするのは本当?
でも書かせて頂きましたが、2番打者最強説を巨人が実現出来る理由の一つに「最低3人の強打者が必要」という事が挙げられるのですが、巨人には
- 坂本勇人
- 丸佳浩
- 岡本和真
の3選手が去年に続き、状態も良いので、2番打者に最強バッターを配置する形が、得点能力を高めることが出来る根拠となります。
そのため、坂本勇人選手の2番を活かせるバッターこそ、巨人の一番バッターに相応しいという事になるのですが、坂本勇人選手の得点圏能力の高さを活かす、そのために出塁率の高いバッターを配置するという事が、チームの根幹にあるのでは??と予測します。
出塁率に注目して2020年巨人の一番打者を予測
では、上記10名の中から、出塁率の高い選手に絞って2020年の巨人の一番打者を予測していきたいのですが、
- 亀井善行
- 坂本勇人
- 吉川尚輝
- 陽岱鋼
の4人が最優先候補となりそうです。
この4人の選手が一番打者を務める事が多かった年の長打率、出塁率、OPSをまとめてみたのですが、
長打率 | 出塁率 | OPS | ||
2019年 | 亀井善行 | .440 | .346 | .786 |
2016年 | 坂本勇人 | .555 | .433 | .988 |
2019年 | 吉川尚輝 | .415 | .432 | .847 |
2017年 | 陽岱鋼 | .406 | .356 | .762 |
亀井善行選手の2019年は一番打者以外も担っていますので、出塁率が低く見えますが、もう少し高い気がします。
また、吉川尚輝選手も試合数が少ないので、あくまで参考値となります。
一番打者となると、やはり出塁率は.380は最低でもほしいところだと思いますので、陽岱鋼選手の一番打者は若干物足りない印象かも知れません。
では、残りの選手6人の長打率、出塁率、OPSですが、
一軍 | 二軍 | |||||
長打率 | 出塁率 | OPS | 長打率 | 出塁率 | OPS | |
重信慎之介 | .373 | .308 | .681 | .591 | .403 | .994 |
松原聖弥 | .401 | .349 | .75 | |||
北村拓己 | .414 | .428 | .842 | |||
若林晃弘 | .350 | .335 | .685 | .393 | .375 | .768 |
田中俊太 | .346 | .285 | .631 | .344 | .349 | .693 |
湯浅大 | .316 | .319 | .635 |
若手選手のため、すべて2019年のデータと二軍のデータでの紹介となりますので、上記4人と比較するのはナンセンスですが、適正というところで見たところ、一軍レベルでは及第点に至る選手はいないという事になります。
ただし、北村拓己選手が2軍ではあるものの、「出塁率.428」と非常に高い数値を残していますので、現在トップバッターの適正をテストされている可能性がありそうですね。
大穴の一番打者候補に3人追加
上記の中で北村拓己選手が可能性を感じる他で、3人の選手が一番打者になれる可能性がありそうだと思っているのですが、その3人が
- 石川慎吾
- 山下航汰
- 増田大輝
の3選手に可能性があるのでは??と思っています。
それぞれの2019年の長打率、出塁率、OPSですが、
一軍 | 二軍 | |||||
長打率 | 出塁率 | OPS | 長打率 | 出塁率 | OPS | |
石川慎吾 | .457 | .316 | .773 | .434 | .362 | .796 |
山下航汰 | .250 | .231 | .481 | .489 | .378 | .867 |
増田大輝 | .320 | .286 | .606 | .512 | .509 | .021 |
一軍レベルでは出塁率が低いので参考になりませんが、二軍での成績はそれぞれ及第点だと思われます。
中でも、増田大輝選手は「出塁率5割超え」で、「盗塁成功率も88.23%」と高い成功率を誇りますので、足のあるトップバッターという点で見ると、可能性を感じる選手だと思います。
ただ残念ながら、現在ファームでの調整をしているところで肝心の打撃で結果が残せていませんので、アピール不足です・・
開幕延期が吉となり、結果を残してチャンスをもらえるでしょうか・・今後の増田大輝選手には注目したいと思います。
また、もう一人個人的に期待を寄せている選手が山下航汰選手です。
ファームでの「出塁率は.378」、首位打者を獲るなど打撃に関しての評価はすでに高いので、あとは怪我の完治次第で一軍で試されるチャンスが出てくるのでは??と思います。
いきなり一番打者を試すという展開は、さすがに無いかも知れませんが・・
山下選手のような若い選手が一番打者となってくれると、チームの顔として引き締まりますので、個人的には歓迎したい・・というより、もはや自分の願望かもしれません・・汗
結論としては2020年一番打者は亀井善行選手を推したい
上記の選手の中で、坂本勇人選手の件は先に触れた通り、2番打者として得点圏能力の発揮してほしいので、トップバッターに持っていく事で得点能力の低下が起きないように除外しておきたいところ。
吉川尚輝選手が一番打者として奮起してくれるのが一番ですが、休息をはさみながらと考えるのであれば
亀井善行選手との併用で一番打者を務めるのが一番負担が少なく、チームバランスが取れるのでは無いか?と思います。
亀井選手のような大ベテランに申し訳ないのですが、2020年も巨人を牽引する一番打者としての活躍を期待したいです。
しかし、一年通して一番打者を務めるのは現実的ではありませので、吉川尚輝選手も休息取りながらでも一番打者を担い、「まずは一年間一軍に帯同」してほしいところです。
吉川尚輝選手のポテンシャルがあれば、80~100試合ほど出場出来れば、それなりの成績が付いてくるでしょうし、しっかりとケアをして欲しいと思います。
また、欲を言えば北村拓己選手がレギュラーを穫れるだけの力を付けてくれれば、一番打者も務めてくれると亀井善行、吉川尚輝両選手の負担を大きく減らす事が出来ると思います。
今のところ、ファーストの中島裕之選手との争いになりますが、直近2試合ではセカンドでの出場もしていますので、サードを含めた3ポジション守れるところとバッティングでも貢献してほしいと願っています。
以上、2020年の一番打者事情について、改めて考え直してみました。
今後の練習試合の中で適正を見いだしていく事になりますので、ますます目が離せないですが、原監督がどんな起用をしてくるか??打順も含めて楽しみです。
プロ野球の開幕を迎えるのを心待ちにしていますが、今のところは、巨人の選手の調整が進んでいくところを楽しんでおきたいと思います。
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