プロ野球巨人愛溢れる二児のパパブログ

読売ジャイアンツに魅せられて25年。プロ野球界の発展のため、巨人軍は常に最強でいてほしいと願う大阪在住の二児のパパです。

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プロ野球

野球のフライボール革命はバレルゾーンが重要?角度や打ち方の理論をまとめました

投稿日:

2019年、新たなメジャーリーグ流の考え方が、日本でも少しずつ導入されてきています。

聞かれた事がある方もいらっしゃると思いますが、メジャーで2018年から「フライボール革命」が起き、ホームランが量産されている現象が起きており、フライボール革命に関係する数字の一つに「バレルゾーン」と呼ばれる理論があるそうです。

今回は、バレルゾーンとは何?バレルゾーンの発射角度や打ち方など、素人でも分かる理論的なところをまとめてみたいと思います。

 

フライボール革命で何が変わったの?

まずバレルゾーンを説明する前に、2018年にメジャーリーグで起きたフライボール革命について、確認しておきましょう。

フライボール革命とは、

「ゴロ打ちを避けて、打球に角度をつけて上げる(フライを打つ)」

事で、メジャーリーグでホームランが量産されている事を表現したものです。

 

このフライボール革命を実現するために、現代の野球では様々な数字が分析されるようになり、「バレルゾーン」もその数値の一つとして重要な指数とされています。

 

バレルゾーンとは何?

理想的な打球の角度と速度で打ち出されたボールは、バレルと呼ばれるゾーンを通るため、このような名称で呼ばれています。

バレルゾーン

バレルとは「容量」の単位で使われる記号のようですが、野球では「心で捉える確率」という意味で疲れているようです。

バレルゾーンを通るボールは、打率.500、長打率1.500を超えるという事で、結果的にヒットもしくはホームランになりやすいと言われています。

そのため、ゴロで野手の間を抜くよりも、バレルゾーンを通る打球を放つ方が、結果的に打率も上がっていくというのが、メジャー流の考えになっています。

 

バレルゾーンの発射角度と速度は?

バレルゾーンの発射角度と速度ですが、

  • 角度は、26度~30度
  • 速度は、158キロ以上

と言われています。

バレルゾーン

 

メジャーリーグでは、フライボール革命やバレルゾーンが浸透した事もあってか

  • 2016年には5610本
  • 2017年には6105本

とホームラン数は増加傾向にあります。

 

バレルゾーンへ打つための練習方法

バレルゾーンへ打ちだす角度を身体に覚え込ませるために、ここ最近ではバッティングティも下からのものではなく、上から吊るすタイプのものまで登場しています。

バッティングティ

左の画像は従来のバッティングティですが、レベルスイングだでボールを叩こうとするには向いていそうですが、ボールの下にバットを入れるイメージは難しいかも知れませんが・・

右の画像のように、上から吊るす事でボールの下を叩くイメージを作れるというものです。

実際、巨人の岡本和真選手などが試しているところも見たことがありますので、プロ野球で使用する選手が今後増えるかも??知れませんね。

 

また、バレルゾーンでSNSを検索していると・・

「バレルバット」と呼ばれる練習用バットまで出てきました!

バレルバット

このバットの形状を見ていると、打席に向かう前に選手が素振り用に付ける重りのようにしか見えないのは私だけでしょうか・・・

これが付いている事で、バレルを通る打球を掴むための理想的なスイングを自然と行えるようになるそうです。

 

このバットを見て思い出したのですが、昔ゴルフのスイング矯正の素振りグッズで、同じようにシャフトの真ん中にボールがあり、スイングする事で上や下にカシャカシャ動いて、理想のスイングが出来ていれば、きちんと落ちてくるというものがありました。

そのような理論なのでしょうか・・・難しい事は分かりませんが、新しい練習法はたくさん開発されているようです。

 

ちなみに、バレルバットですが、根鈴道場さんから発売されていて、大人気のようですでに予約受付のみとなっているようです。

高校生、大学生だけでなく、メジャーリーガーまで使用??(ほんとでしょうか・・)との事なんで、気になる方は、一度問い合わせてみて下さいね。

 

バレルゾーンは日本人向きなのか?

メジャーを席巻するフライボール革命、バレルゾーンの理論は日本でも浸透するのか?という事で、今少しずつメジャー思考が取り入れられてきています。

いち早く取り入れたのは、ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手だと言われていますが、柳田選手は日本人離れした体格とパワーを持ち合わせており、日本人の規格外で参考にならないのでは??と言われていますが・・

 

ソフトバンクホークスの藤本コーチいわく

  • スイングスピードが一軍クラスである事。
  • 打球に打ち負けない身体の強さがある事。

が条件で、十分バレルゾーンを取り入れる事は可能だと力説されていましたので、日本人が不可能という事ではないという事になります。

 

バレルゾーンはメリットばかりでは無い・・

しかし、バレルゾーンはメリットばかり・・というわけにはいかず、メリットもあれば必ずデメリットもあるのが、どんな理論でも同じです。

日本人にマッチングする可能性があるとは言え、だからと言って日本の野球スタイルにマッチングするか??と言えば、これはまた別の話です。

 

また、イチロー選手が引退会見でも言っていましたが、

頭を使わなくてもいい野球

になってしまい、本来のベースボールの醍醐味が消えていってしまう可能性も指摘されています。

 

ホームラン量産の影に三振が増加

実際、メジャーではホームランが増えてはいますが、同時に三振が増えており、2008年以降11年に渡って年間三振数が増加してきています。

ホームランで魅了される人も多くいるとは思いますが、逆に三振が増えてしまう事で、試合が大味になってしまう危惧もあると思います。

イチロー氏の発言はこの三振だけに限らないでしょうが、もっと細かい部分まで魅せていくのが野球(ベースボール)なんじゃないか??という事を言いたかったのでしょうね。

 

実際に観客動員数にも影響が

世界一を誇るメジャー観客動員数ですが、

()内は、一試合あたりの平均観客動員数

  • 2014年 7373万9622人(3万346人)
  • 2015年 7376万30人(3万366人)
  • 2016年 7315万9674人(3万132人)
  • 2017年 7267万8797人(2万9908人)
  • 2018年 6967万1272人(2万8660人)

と年々減ってきており、昨年はついに7000万人を切り、一試合平均の観客動員数も2万人台に落ち込んでいます。

観客動員数の減少は「ファンの高齢化」が理由と言われていますが、イチロー氏の発言を見ても、それだけが原因では決してないと思います。

 

野球って、スピードや打球を飛ばすところも大事ですが、チーム単位や打線のつながりなどで、作戦を立てたり、時には右打ち、進塁打、犠打、盗塁・・といった日本が得意とする「スモールベースボール」も魅力だと思います。

フライボール革命は、打者の技術革新を支える理論として素晴らしい結果を残してはいますが、全てがこの理論にハマり、三振が増えてしまわないように、何事もバランスが大事なのではないかな??と、個人的には思いました。

 

バレルゾーン対策はピッチャーでもすでに始まっています

バレルゾーンの角度を打ちだすためには、ボールの下側を叩く必要があるので、必然的にレベルスイングから若干アッパースイングで打つ事になります。

従来のゴロを打たせる球として有効だったツーシームや低めへの配球ですが、逆に打ち頃の球となってしまうようになった事もあり、必ずしも低めだけの配球ではなくなりました。

 

実際、数字上でも表れているようで、2017年には高めへの配球が全体の27%から33%を超えてきたと言われており、高低差を使っている事も証明されています。

また、最近流行りの「スラッター」と呼ばれるスライダーとカットボールの間のような球や、カーブを覚える投手も増えており、スライダー系の配球も増加しているようです。

 

目先やバッターの打ち気を逸らすのに、スラッターやカーブはとても有効に使われており、日本でも決め球として使う投手は

  • 楽天イーグルスの岸投手
  • 阪神タイガースのジョンソン投手

あたりもいます。
(若干次元は違いますが、今年巨人でブレークした桜井投手もカーブを合間に入れる事で上手く打ち気を逸らせていたような気がします。)

 

ある意味、カーブだったり高めの釣り球などを使った高低差で打ち取る投球術は、昭和の時代に見られた配球傾向です。

メジャーでは原点回帰され、また進化してきているのかもしれませんね。

 

バレルゾーンやフライボール革命のまとめ

以上がバレルゾーンとフライボール革命の現状となりますが、いかがでしょうか?

理論的には打ちだす角度や速度が必要という事が分かってはいても、高い技術が要求されますし、一定以上のスイングスピードが求められるのは事実です。

 

日本人でも出来る理論である事は間違いないですが、全ての人に当てはまるのではなく、試してみて自分にはまらないのであれば、自分に合った方法を模索するのが一番です。

上原浩治さんの新書OVERでも、十人いれば十人それぞれ考え方や身体の使い方が違って当然なので、自分の理論に合う方法を徹底的に試しまくれば良いといった事を言ってました。

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バレルゾーンも、その一つであり、スイングもアッパースイング、レベルスイング、ダウンスイングとどれが合うのか?自分で試していくのが一番だと思います。

最語に、YouTuberのトクサンTVでバレルゾーンに関する動画を見つけましたので、こちらを紹介して終わりにしたいと思います。

 

この動画では、アメリカに挑戦した方の日本とアメリカの打撃理論の違いについて、分かりやすく解説されていて、個人的にはとても面白いと感じました。

特に、アメリカの打撃理論はテニスと同じで、面を作ったイメージのままズドンと前にパンチを繰り出すかのように出していく。

という部分、たしかにそうだなぁ・・と思って見てしまいました。参考になれば幸いです。

 

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  • この記事を書いた人

たーくん

読売ジャイアンツに魅せられて25年。 趣味のソフトテニス歴と同じだけの長さ、ずっと応援し続けてきました。 家族や自分の事より、プロ野球発展のためブログに命を込める素人野球バカのブログのため、経験者や識者の声も聞きながら双方向で発展させていきたいと考えてますので、積極的な交流をお願いします。 【趣味】 ・野球観戦(もっぱらテレビで) ・野球ニュースをネットや動画サーフィン ・ソフトテニス ビールはもっぱら本麒麟、最近スーパードライやキリンラガービールの味を忘れつつあります。 夜の晩酌の肴は、もっぱらプロ野球観戦、ストーブリーグは各球団の戦力分析かパワプロで過ごすアラフォーパパ。

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