中日ドラゴンズ、まさかの主力選手流出が止まらない??・・涙
今回は、中日ドラゴンズで2019年センターのレギュラーとして一年間活躍し、最多安打のタイトルを獲得した大島洋平選手。
2016年に一度目のFA権を取得するも、宣言せずに残留し、当時の会見では「希望は生涯中日。ずっとドラゴンズで1年でも長くやりたい」とドラゴンズ愛を伝えたはずなのに・・・
まさかの2019年二度目のFA権を宣言するのでは??
と報道されています。
しかも、移籍先の候補は、今オフFA戦線には消極的と発言していた阪神タイガース・・そして2016年に調査対象としていた読売ジャイアンツのセ・リーグ球団・・汗
ドラゴンズファンからすると寝耳に水、絶対に流出は阻止・・
と願っているはずですが、なぜ大島選手がこのように態度を硬化させてしまったのか??ニュース情報や個人的な私見も交えて推敲したいと思います。
大島洋平選手の戦績
それでは推敲に入る前に、大島選手のプロ野球人生を数字で振り返ってみたいと思います。
大島選手は、2009年ドラフト会議で5位指名を受け、日本生命から中日ドラゴンズへ入団したいわゆる下位指名を受けた外野手です。
当時は、落合監督が指揮を執っており、
- 2009年は2位
- 2010年は優勝
- 2011年は優勝
と常勝軍団として知られていた時期です。
2009年の外野手は、和田一浩、野本圭、藤井淳志選手が主力として活躍していましやが、2010年にセンターのレギュラーを獲得し、以降中日ドラゴンズの主力選手として成長していきます。
2016年にFA権取得も宣言せずに残留、33歳を迎えた2019年に二度目のFA権を取得し、中日ドラゴンズから移籍するのか??と噂されています。
大島選手の2009年からの主な成績ですが、
年度 | 試合 | 安打 | 本塁打 | 塁打 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 |
2010 | 104 | 81 | 0 | 99 | 8 | 2.58 | 0.323 |
2011 | 96 | 73 | 3 | 96 | 8 | 2.43 | 0.318 |
2012 | 144 | 172 | 1 | 204 | 32 | 3.1 | 0.376 |
2013 | 140 | 124 | 3 | 155 | 19 | 2.48 | 0.306 |
2014 | 141 | 186 | 2 | 214 | 28 | 3.18 | 0.369 |
2015 | 142 | 147 | 6 | 193 | 22 | 2.6 | 0.313 |
2016 | 143 | 175 | 3 | 229 | 26 | 2.92 | 0.348 |
2017 | 119 | 149 | 3 | 184 | 23 | 3.13 | 0.365 |
2018 | 141 | 161 | 7 | 216 | 21 | 2.74 | 0.329 |
2019 | 143 | 174 | 3 | 212 | 30 | 3.12 | 0.376 |
この通り、出塁率3割後半、20盗塁以上を毎年期待できるアベレージヒッターという評価、トップバッターを主に打っている選手です。
今季の推定年俸は、1億8000万円、FAランクは「Bランク」ですが、主な解説者評としては、
「バットコントロールが上手ですよね。今のでも内野安打になりましたけど、一、二塁方向にバットの角度を出して転がしにいっていますからね。少しスピードの落ちるボールだったので、そういうことができるんですよね。上手いですね」
バットコントロールが抜群という事もあり、タイトル獲得に繋がっているのでしょう。
また、ファンのコメントからは
- パ・リーグのタイプで言えばソフトバンクの中村晃選手。
- 広いナゴヤドームで守備が堅実。
- 毎年打率2.80、盗塁20ほどの選手。
- 1、2番を打つのは良いが3番を打つには非力。
などが挙げたれていて、筆者も同じような印象ですし、巨人にもし移籍してきた場合でもクリーンナップは間違っても打てない選手だと思います・・・汗
大島洋平選手の心境にどんな変化が?
生涯中日を宣言したにも関わらず、なぜ大島選手はFA宣言を検討しているのでしょうか?
年齢的に見ても最後のチャンスであるのは間違いない・・・と思われるのですが、2016年と大きく違うところは「監督が代わっている」という点。
大島選手にとって、森監督から与田監督に代わった今季、心境に大きな変化が起きる出来事があったのは間違いないようです。
2016年森監督から直接残留交渉で説得された事が大きかったとコメントを残していますし、当時変動する年俸でしたが3年契約を勝ち取っています。
最大限の評価をされた事は、待遇面でも十分に伝わってきます。
そんな大島選手に対して、今季の中日ドラゴンズは変わらず評価をしており、実際に球団からは
「複数年で増額の条件を提示している。球団としては残留してもらいたいので、大島君の返事を待っているところ」
と変わらない複数年契約の評価を得ている・・・
にも関わらずのFA検討。
これは穏やかでは無いな・・
というところで、もう少し調べてみたところ、与田監督の起用法を巡り、確執があったのでは無いか??という不穏な情報を見つけました。
先程にも書いたとおり、2019年の大島選手は最多安打のタイトルを獲得しています。
最多安打のタイトルを取るという事は「もっとも多くヒットを放つ必要がある」という事です、そのためより多くの打席に立つ必要がありますので、打数が回る1番や2番を任されるのが適任。
実際、今季も1番や2番を打つ事が多く、下位を打ったのは数試合程度・・だったにも関わらず、9月の最多安打争いをしている時期にも関わらず打順が7番に降格したのです。
しかも、起用法についても説明もなく、勝手に打順を変更されたという事で、心中穏やかではなかった、現与田監督をはじめとする首脳陣への不満を募らせたのでは??という事なのです・・
過去に、大島選手は首位打者争いをした事はありますが、怪我もあって獲得できなかった事もあり、タイトル争いでチャンスだったので、絶対にモノにしたかったはず・・
そんな大島選手の気持ちに横槍を入れたような形になってしまい、自分が本当に必要な選手なのか??と疑問を持ったとしてもおかしくは無いかも知れませんね。
阪神タイガース入りはあるのか?
とは言え、現実的に阪神タイガース入りはあるのか?というところですが、阪神タイガースの外野手は今もっとも高齢化が進んでいると言っても過言ではありません。
日本生命、中日ドラゴンズの先輩である福留孝介選手、オリックスや日本ハムで活躍してきた糸井嘉男選手と高齢外野手がレギュラー、センターには2019年新人王候補の近本選手が台頭しましたが、あとに続く外野手はと言えば・・
陽川尚将、中谷将大、俊介、江越大賀、高山俊・・・などなど、伸び悩んでいます・・
トップバッターとしてでは無いにしても、俊足巧打の大島選手を必要としてもおかしくは無いかもしれません。
読売ジャイアンツ入りはあるのか??
同じくセ・リーグのライバル球団巨人はどうか??
と見た場合、センターは丸佳浩選手がFA移籍していて安泰ですが、ライト、レフト共にレギュラー格は亀井選手のみです。
読売ジャイアンツの補強に関しては、2020年シーズンに向け巨人の補強ポイントは?にてまとめていますので、合わせてお読み下さい。
巨人に入ってもおかしくはありませんし、むしろトップバッターを固定できないからこそ、俊足の大島選手を獲得したいと考えるのはありかも知れません。
大島洋平 FA宣言の可能性 まとめ
いかがでしょうか?大島選手の戦績から確認し、FA宣言の可能性や獲得可能性のある球団まで確認してきましたが、首脳陣との確執が本当ならば、移籍は致し方なし・・・
となる可能性は高いと見られます。
中日ドラゴンズは、FA宣言後の残留を認める方針ではありますが、FA宣言すれば条件面でも上回る可能性が高いため、流出は逃れる事は出来ないだろう・・
と思うのが、私見です。
2019年日本シリーズも終了し、本格的なFA交渉の解禁は11月に入ってからとなりますが、ストーブリーグも見逃せませんね。
また、他の注目のFA選手の情報などは、随時まとめていきたいと思いますので、合わせてお読みいだければ幸いです。
FA注目選手 FA宣言します!