プロ野球巨人愛溢れる二児のパパブログ

読売ジャイアンツに魅せられて25年。プロ野球界の発展のため、巨人軍は常に最強でいてほしいと願う大阪在住の二児のパパです。

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巨人

田口麗斗選手 背番号変更で完全復活!左のエース復権を!年俸爆上げの予感

投稿日:2019年11月21日 更新日:

2019年の巨人中継ぎ陣で、まさに獅子奮迅の活躍をした田口麗斗選手。

防御率こそ4点台と不本意なところはありますが、55試合に登板し中盤試合を立て直してきた試合は数知れず・・・

とは言え、中継ぎで終わるような選手ではないし、ファンも望んではいませんので、2020年からは先発ローテーションに戻って欲しいと願っています。

そんな巨人新レフティーズの筆頭格となりうる田口選手について、ここでは2020年以降活躍するために必要な課題を過去の成績などから考察していきます。

 

田口麗斗選手プロフィールと成績

はじめに、田口選手のプロフィールから紹介しますと、

出身校 広島新庄高等学校
身長 171センチ
体重 83キロ

同学年にオリックス・バファローズの山岡泰輔選手がいて、瀬戸内高校との投手戦を演じ延長15回無失点で再試合、翌日も1失点と好投も甲子園を逃す。

AAA世界野球選手権大会の日本代表に選ばれ、3試合に登板し好投した事もあり、読売ジャイアンツから2013年ドラフト3位で指名を受けます。

田口麗斗

直球は先発をしている時は130キロ台後半をマークする事が多いですが、自己最速は148キロ。中継ぎで計測しています。

変化球はスライダーを軸に、カットボール、カーブ、チェンジアップがありますが、担当スカウトが「東の松井(裕樹)、西の田口」と評価するほどの将来性が見込まれての指名でした。

 

田口麗斗選手の入団後の成績

次に、田口選手の入団後の主な成績ですが、

年度 登板 勝利 敗北 HP 勝率 投球回 四球 三振 防御率
2015 13 3 5 0 .375 66 26 64 2.71
2016 26 10 10 0 .500 162 49 126 2.72
2017 26 13 4 0 .765 170 49 122 3.01
2018 16 2 8 0 .200 86 27 60 4.8
2019 55 3 3 17 .500 65 18 66 4.13

2014年は主にファームに登板し、

年度 登板 勝利 敗北 HP 勝率 投球回 四球 三振 防御率
2014 7 2 0 0 .100 25.2 5 18 1.75

と入団後から徐々に登板機会を与えられ、2015年の1軍への道へと繋がっていますが、飛躍のきっかけとなったのは「IBAF 21Uワールドカップ」での活躍。

ワールドカップで活躍した選手はブレイクする傾向があり、鈴木誠也選手もその一人。

 

2018年キレを感じない身体は成績に直結

2016年、2017年には2年連続での二桁勝利、オフには結婚と順風満帆なプロ生活でしたが、2018年にまさかの落とし穴が・・

プロ最低の2勝(8敗)の大不振・・

春季キャンプで見た時から「明らかに太っている」と思っていましたが、評論家やコーチからも身体を絞るように言われていましたが、そのままシーズンイン。

 

結果がすべてのプロ野球、太ったと見られる分、身体のキレがなくなっており、結果的にストレートも変化球もキレがなくなっていました・・

素人目でもわかるほど、田口選手のスライダーの曲がりが悪くて、良い時は「シュッ」と音が鳴りそうなイメージですが、悪い時は「ドローン」と音が鳴りそう・・

スライダーがカーブに見えるくらいですし、ストレートの走りも135キロ前後でキレを感じず打ち込まれる・・・負の連鎖でした。

 

2019年はスマートで黒光りな田口選手

2018年の反省もあってか、首脳陣から雷を落とされたからなのか・・笑

2019年春季キャンプをはじめて見た時に、田口選手の身体の締まり具合は2017年までの感じがあって、非情に期待させるものでした。


とは言え、昨年の事もあるのでチャンスは少なく、春季キャンプとオープン戦の結果から開幕ローテーション入りは叶わず、2軍調整。

「今年も田口選手の復活はないのか・・・」

と心配していましたが、先発ローテーションも盤石でなかったのと、巨人の中継ぎが結果が出ていなかったため、早くにチャンスをもらう事が出来ました。

 

あとの結果はご覧の通りですが、首脳陣としては先発ローテーションを期待していたはずですが、現状を踏まえて最適な選択をするという中で、左のリリーフエース中川選手への負担を軽減できましたし・・

ロングリリーフも可能な田口選手がいる事は、大きなアドバンテージだったはずです。

 

今年の田口選手を見ていて感じるのが、良い時のストレートとスライダーのキレが戻ってきているという事。

元々、使える球種が少ないので、ストレートが走らないと打ち取れないですが、中継ぎをした事でイニングを考えずに全力で抑えにいけた事が功を奏したのか、ストレートが145キロ前後で押し込むシーンが多く見られました。

 

「田口選手って、こんなに球速出るっけ?」

と入団時のスカウトのコメント見るまで思い出せないほど、ストレートに勢いを感じたので、これはいけるな!と思ったのですが、最後まで首脳陣は先発をさせる事なく、中継ぎとして起用し続けました。

個人的には、2019年中継ぎで起用された事が、2020年以降に必ず活きる!と思っていて、ストレートが復活した事で自信を深める事が出来たと思いますし、侍ジャパンにも選出されてさらに自信を確信に変える事が出来たのでは?と思います。

 

田口麗斗選手の球種と投球割合

田口麗斗選手の2018年、2019年の球種ですが、2018年は投げていなかったフォークを2019年になってから投げています。

しかもフォークでの三振が7個記録されていますので、決め球のスライダーと共に田口選手の生命線となっていたのが、データ上から分かりました。

まず、2018年のデータですが、

2018年 投球割合 被打率 被本 被四死 奪三振 空振率 見逃率
スライダー 38.65% .348 2 13 31 8.93% 18.21%
ストレート 49.93% .320 9 11 24 3.19% 25.13%
チェンジアップ 5.98% .200 1 0 5 11.11% 1.11%
カーブ 5.31% .267 1 1 0 5.00% 21.25%

スライダーの割合も多いですが、先発を中心に登板していた2018年は被本塁打9本とかなり打たれています。

 

次に、2019年はリリーフとして登板していますが、

2019年 投球割合 被打率 被本 被四死 奪三振 空振率 見逃率
ストレート 46.18% .294 6 8 15 3.79% 21.96%
スライダー 42.12% .188 4 4 43 18.38% 18.38%
カーブ 3.23% .500 1 1 0 5.71% 17.14%
フォーク 5.81% .111 0 0 7 26.98% 1.59%
チェンジアップ 2.49% .200 0 3 1 3.70% 3.70%

特徴としては、ストレートの割合が減った分、スライダーの割合が増えていますが、特筆すべき点が「スライダーで空振りが奪えている」のが大きく違っています。

田口投手のスライダーはカウントを整えたり、決め球に使ったり、球種が多くない田口選手からすると、生命線になる球種ですから、スライダーのキレがどれだけ高いか?で、これだけの結果が変わるという驚きが、データからも改めて感じるところです。

また、フォークの奪三振率が高いので、今年で自信を深めることが出来ているとすれば、来季はもっと割合が増えてくる可能性もあるかもしれません。

いずれにしても、2019年はニュー田口麗斗選手を見せてくれたというところで、来年も楽しみですね。

 

田口麗斗選手の年俸と背番号推移

田口選手の年俸と背番号の推移ですが、

年俸(推定) 背番号
2019年 7500万円 28
2018年 9000万円 90
2017年 5000万円 90
2016年 1800万円 90
2015年 630万円 90
2014年 600万円 90

2年連続の二桁勝利で1億円プレーヤー目前だったのが、7500万まで落ちましたが、2019年オフの契約更改で再び9000万まで戻ってくると思いますので、2020年に二桁勝利で晴れて一億円プレーヤーを目指して欲しいですね!

 

また、今季から背番号が慣れ親しんだ「90」から阿波野秀幸さん、岡島秀樹さんら左投手が多く背負った「28」を継承しています。

阿波野秀幸さんと言えば、近鉄バファローズに入団後3年連続二桁勝利、3年目には19勝を挙げるなど、左のエースとして活躍しています。

また、岡島秀樹さんは巨人から大リーグレッドソックス、北海道日本ハムファイターズ、福岡ソフトバンクホークス、横浜DeNAベイスターズで主に中継ぎ、抑えで活躍したリリーフエースです。

まだ田口選手は24歳、これからどんどん活躍して「28番と言えば田口麗斗」と言われるようになってほしいと願っています!

2019年12月5日 追記

契約更改が行われて、1000万円アップの8500万でした。個人的には他の選手を見ても「田口選手の査定厳しいな・・」と思ったほど、あまり驚かない昇給額です。(私の予想は9000万前後)

来年は180イニングを投げる先発ローテを希望しているので、是非とも結果を残して億超えを目指して下さいね。

 

2020年田口選手の課題は・・

中継ぎで55試合に登板、侍ジャパン選出と一年間活躍してきたので、疲労も相当溜まっていると思いますが、2020年は勝負の年になります。

特に、山口俊選手がポスティングで移籍の可能性があり、菅野投手も来年結果次第ではポスティングで移籍する可能性がある・・

と右のダブルエース流出が、巨人を直撃する事になりそうですので、田口選手には左のエースへ成長し、巨人を引っ張るだけの力を付けて欲しいです。

 

そのための課題は・・

とにかく太りやすいので、体調管理を万全に

この一つだけでは無いでしょうか・・・

 

球種を増やす事は、もうないと思いますし、ストレート、スライダー、チェンジアップの精度を高め、キレを出すための身体作りが出来るかどうか。

この一点にかかっていると思いますので、2020年春季キャンプでは「おっ今年もしっかりとコンディション作ってきたな」と思わせるような姿を見せてほしいですね。

1990年代後半の巨人、阿波野秀幸選手はじめとする長嶋監督命名の「レフティーズ」改め「令和のレフティーズ」を高橋選手、今村選手などと築いて左腕王国と呼ばれるようになる事を願っています。

 

<巨人最新情報>

2019年アジアウインターベースボールリーグへ派遣される巨人の選手が決まりました!

ウィンターリーグをきっかけにブレイクする選手も多く、また選ばれる時点で球団からの期待値も高い選手だという事ですので、成長が楽しみです!

【派遣選手】

投手 畠世周、横川凱、大江竜聖、田中優大

捕手 岸田行倫

野手 増田陸、黒田響生、加藤脩平、山下航汰

【派遣監督、コーチ】

高田誠、会田有志、村田修一、古城茂幸

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  • この記事を書いた人

たーくん

読売ジャイアンツに魅せられて25年。 趣味のソフトテニス歴と同じだけの長さ、ずっと応援し続けてきました。 家族や自分の事より、プロ野球発展のためブログに命を込める素人野球バカのブログのため、経験者や識者の声も聞きながら双方向で発展させていきたいと考えてますので、積極的な交流をお願いします。 【趣味】 ・野球観戦(もっぱらテレビで) ・野球ニュースをネットや動画サーフィン ・ソフトテニス ビールはもっぱら本麒麟、最近スーパードライやキリンラガービールの味を忘れつつあります。 夜の晩酌の肴は、もっぱらプロ野球観戦、ストーブリーグは各球団の戦力分析かパワプロで過ごすアラフォーパパ。

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