今年の巨人は優勝するまでに様々なドラマがありましたが、ドラマを演出する主演級の活躍をしてくれた一人が「増田大輝」選手です。
増田選手は、巨人の育成ドラフト選手で2015年に入団していますが、2017年には堅実な守備力が買われて支配下登録選手となりました。
しかし、年俸は500万円ほどのため、奥様を徳島に残して、一人単身赴任で頑張ってきましたが、2019年は見事に大ブレイクした選手ですが、戦力外手前からの逆転サクセスストーリーはお見事の一言です。
そんな増田大輝選手、2020年のさらなる活躍を願って、課題や最新情報をここで取り上げたいと思います。
増田大輝選手プロフィールと成績
まずはじめに、増田選手のプロフィールですが、
出身 | 小松島高、近畿大(中退)四国 徳島インディゴソックス |
身長 | 172センチ |
体重 | 68キロ |
内野ならどこでも守れるユーティリティ性と、鳶職で鍛えた身の軽さは、木村拓也選手と鈴木尚広選手を足して2で割ったような選手です。
入団後の主な成績
打率 | 盗塁 | 三振 | 出塁率 | |
2016年(二軍) | .238 | 3 | 12 | .316 |
2017年(二軍) | .308 | 5 | 10 | .368 |
2018年(二軍) | .230 | 11 | 35 | .333 |
2019年(二軍) | .345 | 16 | 11 | .509 |
2019年 | .200 | 15 | 11 | .286 |
となっていて、今年に至ってはファームから好調をキープし、盗塁数も29試合で16個、出塁率.506という数値で他を圧倒する結果を出し、納得の一軍入りを果たしました。
また、一軍での盗塁死はわずかに「2」、盗塁成功率は88.23%と素晴らしい活躍ぶりです。
増田大輝選手の年俸と背番号
次に増田大輝選手の年俸と背番号の推移ですが、
2016年 | 240万 | 015 |
2017年 | 290万 | 015 |
2018年 | 440万 | 98 |
2019年 | 500万 | 63 |
と育成選手の頃から、評価が高かった事もあり、少しずつ年俸が上がってきていますが、今年の活躍からいくと契約更改で数倍跳ね上がってもおかしくないでしょう。
背番号は63からさらに変更される予定もあるとの事です、吉川尚輝選手も変更が噂されていますので、個人的な予想では「0」では??と思っていますが、どうなるでしょうか?楽しみです。
2020年の背番号はどうなる?
→ 読売巨人軍の2020年背番号はどうなる?2019年は背番号シャッフルが成功?
年俸はどれくらい上がるか予想してみました
増田選手の入団経緯からいくと、ソフトバンクホークスから中日ドラゴンズに入団し戦力外通告でトライアウトを受けた亀澤恭平選手のようなイメージがありますので、亀澤選手の年俸や成績を参考に調べてみたのですが、
年俸 | 出場数 | 打率 | 打点 | |
2014年 ソフトバンクホークス |
400万 | |||
2015年 中日ドラゴンズ |
440万 | 107 | .269 | 12 |
2016年 中日ドラゴンズ |
2000万 | 59 | .226 | 5 |
2017年 中日ドラゴンズ |
1800万 | 98 | .287 | 13 |
2018年 中日ドラゴンズ |
2600万 | 110 | .286 | 8 |
2019年 中日ドラゴンズ |
2600万 | 47 | .128 | 2 |
谷繁監督に見出されて、二塁手のレギュラーを掴んだ2015年に年俸は5倍近く跳ね上がっています。
この年の中日ドラゴンズは優勝していませんので、厳しい査定だったと予想されるのですが、そんな中でもこの上げ幅ですので・・・
巨人は他よりも年俸が高いと言われていますし、優勝査定と今年の増田選手の活躍を加味すれば・・
スタメン出場数は亀澤選手よりも少ないですが、2000万くらいもらっても、全くおかしくないでしょう!
2000万どころか・・3000万近く出しても、ファンは納得するのでは無いかな??と思います。
増田大輝選手の守備や盗塁
増田大輝選手の特徴と言えば、堅実な守備と相手が嫌がる盗塁が出来る、まさに他に替えがきかない選手です。
50メートルは5.9と俊足ですが、リードの取り方や思い切りの良いスタートが切れるところが、他の選手との違いです。
実際、今季は大事な場面で三盗をするケースが何回も見られましたし、リードで揺さぶりをかけて牽制の暴投やボークを誘ったりもしています。
増田大輝選手が出てくるだけで点に絡みそうな雰囲気が球場全体で作られていきますので、もはや「第二の鈴木尚広」レベルになりつつあると思います。
原監督は、鈴木尚広選手の起用がとても上手く、終盤何をすれば相手が嫌がるか??を徹底的に作戦を立ててやってきますので、増田大輝選手が起用できるようになり、作戦の幅が大きく広がったような気がします。
それまでは、重信選手や立岡選手を代走で起用する事がありましたが、今年の重信選手はだいぶとスタートを切る度胸が良くなりましたが、他の選手は思い切りの良さがないので、心理的な揺さぶりが出来ていなかったと思います。
その点、増田大輝選手は揺さぶり方がえげつないです・・笑
2018年までの成績を考えれば、走塁のスペシャリストになれるような感じでは無かったのに、1年でこれだけ成長するなんて誰も想像していないですよね。
本当に努力の賜物だと思いますし、だからこそサクセスストーリーとしてバースデーやプロ野球選手の妻たちなど、テレビでも取り上げられる事も多いのでしょうね。
2020年増田大輝選手の活躍は?
2019年は正二塁手の吉川尚輝選手が腰痛でリタイアしたため、チャンスが巡ってきましたが、二塁手は若林選手、山本選手、田中俊太選手と様々な選手が起用されました。
ペナント終盤になると、増田大輝選手もスタメン起用される事もありましたが、今後もスタメン起用を増やしていくためには、なんといっても「打撃力の向上」が求められるところでしょう。
打撃については苦手にしているの?と思いきや、実は小柄ですが意外とパンチ力があって、チャンスには強いんです。
実際、優勝を決めた試合では勝ち越しのタイムリーを放っていますし、スタメン起用されれば固め打ちで起用に応えるところもありますので、レギュラー獲りを狙うくらいやってほしいところです。
この秋季キャンプでは、課題の打撃力向上と守備をさらに磨き上げて、一軍定着の礎を築き、来季に向けた準備を進めてほしいと思います。
願わくば「第二の鈴木尚広」となってもらって、チャンスを拡げる活躍をたくさん見せて息の長い選手で成功して欲しいですね。
以上、今回は2019年大ブレイクを果たした苦労人の増田大輝選手の紹介と2020年に向けた展望でした。
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新しい特集記事書いたので、良かったら読んで下さい。