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藤川球児、優勝なら引退?復活の火の玉ストレートの回転数や2020年の成績を予想してみた!

投稿日:2020年1月30日 更新日:

昨年、阿部慎之助選手の電撃引退があり、往年の名選手たちの引退が徐々に近づきつつある中、阪神タイガースにも2020年引退を意識しながらシーズンを送る予定の選手がいます。

その名は「藤川球児」選手。

言わずと知れた、松坂大輔と同世代の最強リリーバーですが、阪神タイガースからメジャー移籍後は、独立リーグを経て阪神タイガース入りと異色の経歴から、2019年には復活を印象づける活躍を見せるなど、往年の実力を発揮していますが・・

2020年シーズンを最後に引退する可能性もあるとコメントし、野球ファンを騒然とさせています。

 

松坂世代も、今年で40歳を迎え、プロ野球選手としては晩年を迎えるわけですが、2020年藤川球児選手はどんな活躍を見せてくれるでしょうか?

ここでは、藤川選手の過去成績やデータ、武器である火の玉ストレートの回転数などを調べ、2020年の活躍を考察したいと思います。

 

藤川球児選手のプロフィール

最初に、藤川選手のプロフィールですが、

出身校 高知商業高等学校
身長 185センチ
体重 89キロ

藤川球児

高校時代は、右翼手兼投手で兄とバッテリーを組み甲子園に出場、2年にして元横浜ベイスターズの古木克明氏と2人だけ高校日本代表に選出されました。

当時、野村克也監督の元、1998年にドラフト1位指名で阪神入り、入団後は体力づくりのため1軍デビューを果たしたのは2000年からです。

当初、先発投手として育成されていましたが、2004年に肩を故障した際に、二軍投手コーチの山口高志コーチとフォームを改造、一軍投手コーチの中西清起コーチの助言で中継ぎへと転換され、能力が覚醒しました。

2005年からはセットアッパーに固定され、ジェフ・ウィリアムス、久保田智之と共にJFKを形成し、リーグ優勝に貢献、その後はセットアッパーと抑えと役割を固定され、チームの勝利に貢献しています。

 

これまで獲得した主なタイトルは

  • 最多セーブ賞 2回(2007年、2011年)
  • 最優秀中継ぎ賞 2回(2005年、2006年)
  • 最優秀バッテリー賞 1回(2005年)

その他、月間MVPやオールスターでの賞など様々な賞を受賞し、通算セーブ241セーブと250セーブまで残り9セーブに迫っており、松坂世代で唯一の名球会入りも期待されています。

 

藤川球児投手の主な投手成績

藤川選手のNPBでの主な投手成績ですが、

年度 登板 勝利 敗北 セーブ HP 投球回 本塁打 四球 死球 三振 K/BB 防御率
2000 19 0 0 0 22.2 1 18 4 25 1.14 4.76
2002 12 1 5 0 68 6 30 2 64 2.00 3.71
2003 17 1 1 0 29.1 4 12 1 19 1.46 3.38
2004 26 2 0 0 31 3 11 2 35 2.69 2.61
2005 80 7 1 1 53 92.1 5 20 1 139 6.62 1.36
2006 63 5 0 17 35 79.1 3 22 0 122 5.55 0.68
2007 71 5 5 46 11 83 2 18 1 115 6.05 1.63
2008 63 8 1 38 13 67.2 2 13 3 90 5.63 0.67
2009 49 5 3 25 8 57.2 4 15 1 86 5.38 1.25
2010 58 3 4 28 8 62.2 7 20 5 81 3.24 2.01
2011 56 3 3 41 8 51 2 13 1 80 5.71 1.24
2012 48 2 2 24 4 47.2 1 15 1 58 3.63 1.32
2016 43 5 6 3 14 62.2 7 30 3 70 2.12 4.6
2017 52 3 0 0 9 56.2 3 24 5 71 2.45 2.22
2018 53 5 3 2 26 54.1 3 37 1 67 1.76 2.32
2019 56 4 1 16 27 56 3 32 0 83 2.59 1.77

阪神タイガースに2016年復帰後も、40試合以上登板し、年々成績を上げていき、2019年にはセットアッパーで27ホールドポイント、ドリスの不調で抑えを任されると16セーブと圧巻の成績を残しています。

 

また、K/BBを見ると、阪神復帰後こそ2.00台に落ち込んではいますが、全盛期は5.00を超える高い数値を記録しています。

K/BBは奪三振数を与四死球で割って計算する数値ですが、奪三振数が高ければ高いほど、与四死球が少なければ少ないほど、数字は高くなります。

先発投手と抑えの投手では、奪三振率や与四死球率が違いますので、一概に同じ数値として比較は出来ませんが、リリーフ投手だけで見れば、どれだけ三振能力が高く、四球も出さずに安全にアウトを積み重ねる事が出来るか??を見れるので、リリーフ適性を見るには良い数字です。

 

では、藤川球児選手の数字はどれだけ優れているのか?を比較するのにメジャーでも抑えで活躍した上原浩治氏のレッドソックス時代のK/BBがデータとしてありましたので、参考に紹介したいのですが、

2013年 11.22
2014年 10.00
2015年 5.22
2016年 5.73

と、5.00以上で非常に高い数値を残していますし、巨人時代からの通算でも6.68とNPB屈指の高い数字を出していますが、藤川球児投手の全盛期は、上原浩治氏レベルのK/BBを誇っていると言っても良いレベルです。

 

奪三振率が圧倒的な藤川球児投手

また、9イニング換算で計算する奪三振率を計算してみると、

年度 登板 三振 奪三振率
2000 19 25 11.84
2002 12 64 48.00
2003 17 19 10.06
2004 26 35 12.12
2005 80 139 15.64
2006 63 122 17.43
2007 71 115 14.58
2008 63 90 12.86
2009 49 86 15.80
2010 58 81 12.57
2011 56 80 12.86
2012 48 58 10.88
2016 43 70 14.65
2017 52 71 12.29
2018 53 67 11.38
2019 56 83 13.34

毎年10.00以上の数字を叩き出していますが、2006年に至っては17.43と圧倒的な奪三振率。登板すればほぼ確実に2個の奪三振を奪うという計算なわけですから、リリーバーとして申し分ない安定感です。

また、阪神復帰後も奪三振率はどんどん上がってきており、昨年は13.34と全盛期に見劣りしない数字まで改善されています。

 

藤川球児投手の火の玉ストレートの回転数と軸の秘密

藤川投手がこれだけ高いK/BBと奪三振率を誇るのは、一番の武器は「火の玉ストレート」と呼ばれるストレートに秘密があると言われています。

テレビ中継で目視で確認できるほど、ホップしているかのような揚力を得たストレートは、他の人では投げれられないボールで、藤川投手を支えるウイニングボールですが・・

実は、火の玉ストレートには

  • 回転数
  • 回転軸

が、他の選手と大きな違いがあるそうです。

 

まず、「回転数」についてですが、2006年の報道ステーションで特集された「プロ野球は死なず―ストレートという名の魔球」によると、一般的なNPB投手のストレート回転数は2220rpmに対し、藤川球児投手は2700rpmだったそうです。

メジャー平均でも2286rpmという中でも、異質の回転数だったという事です。

回転数については、

→ 漫画MAJORの茂野吾郎が投げるジャイロボールは実在するの?松坂大輔投手はジャイロボーラーだった?

でも詳しく触れていますので、合わせて読んでみて下さい!

 

そして、もう一つ「回転軸」についてですが、同じ特集の中で、NPB投手が約30度、クルーンや松坂大輔選手で約10度だったのに対し、藤川球児選手は約5度とボールが立っていたため、傾きが少ないので揚力を受けやすかったと解説されています。

この事から、藤川球児投手のストレートは変化球並の回転数があり、傾きの少ないライジングボールという事で、他の投手と比べて浮き上がってくるように見えるという事が言えるのかも知れません。

 

藤川球児独特のフォームにも火の玉ストレートの秘密が

そしてもう一つ忘れてはいけないのが、回転数と回転軸を生み出すフォームに秘密がある事です。

藤川投手は、リリースポイントが平均的な投手よりも10センチほど前でボールを離しているという事が分かっていて、踏み出す足も平均的な投手が6足半に対し、藤川投手は7足とストライドが大きさが特徴です。

また、ボールをリリース時にピンポン球を浮き上がらせるようなイメージで投げるため、人差し指と中指を揃え完全に密着させた独特の握りをしているのも特徴です。

同じような投げ方をしても、藤川投手のように浮き上がる感覚のストレートを投げるのは至難の業ですが、今後同じようなストレートを投げる投手は出てくるのでしょうか・・

WBCで対戦したアレックス・ロドリゲスは、

「あんなストレートは見たことがない。下から上がってくるんだぜ」

最優秀バッテリー賞を獲得した矢野監督は、

「大袈裟に言うと『魔球』に近い。プロの選手が真っすぐを待っているにもかかわらず、その真っすぐで空振りを取れる。そんな投手は今のプロ野球界にはいない。間違いなくナンバーワンのストレート」

とコメントしており、ストレートを武器にした唯一の存在だと認められています。

 

大リーグへ挑戦も怪我との戦いだった藤川球児選手

2011年オフに海外FA権を行使し、大リーグへ挑戦するも

  球団 登板 勝利 敗戦 セーブ ホールド 投球回 被本塁打 与四球 奪三振 K/BB 防御率
2013 シカゴ・カブス 12 1 1 2 1 12 1 2 14 7.00 5.25
2014 15 0 0 0 0 13 2 6 17 2.83 4.85
2015 テキサス・レンジャーズ 2 0 0 0 0 1.2 1 0 1 16.2

シカゴ・カブスでは右前腕部の張りから、復帰後7試合で防御率1.17と調子を上げてきたところで右前腕部の張りが再び発症し、トミージョン手術を受ける事に。

翌2014年8月まで復帰が延び、2014年オフにはFAでレンジャースへ移籍する事になりますが、右脚付け根の張りでDL入りし、復帰後は初登板を果たすも結果を残せず、そのままDFAとなり自由契約されています。

メジャーでの平均球速は145キロ前後と、全盛期の150キロオーバーのストレートが復活しなかった事が大きな理由ですが、長年の勤続疲労がたたっていたとも思われます。

それでも、四国アイランドリーグ高知を経て、阪神タイガースに復帰し、球速も徐々に戻ってきているだけでなく、ストレートを補う球種としてフォークもキレを見せ始めていて、以前と比べると投球内容は大きく変わっています。

 

藤川球児投手の投球割合や球種

藤川球児投手の投球割合や球種ですが、2019年は

2019年 投球割合 被打率 被本 被四死 奪三振 空振率 見逃率
ストレート 74.05% .147 2 26 56 12.26% 17.65%
フォーク 23.95% .143 0 4 26 20.42% 11.25%
カーブ 1.70% .400 1 0 1 0.00% 17.65%
シュート 0.20% .000 0 0 0 0.00% 0.00%

と投球割合の74%をストレートが占め、24%がフォークと、二種類の球種で勝負しています。

一方で、メジャーに出る前の2012年のデータがありましたので、比較すると、

2012年 投球割合 被打率 被本 被四死 奪三振 空振率 見逃率
ストレート 67.29% .213 1 12 37 11.13% 14.29%
フォーク 22.22% .152 0 1 20 24.16% 5.62%
カットボール 2.12% 1.000 0 0 0 5.88% 23.53%
シュート 0.50% 1.000 0 0 0 0.00% 0.00%
カーブ 3.75% .500 0 0 0 3.33% 36.67%
スライダー 4.12% 0.000 0 0 1 12.12% 18.18%

メジャー移籍前は、勤続疲労もあってパフォーマンスがやや落ちている時でしたが、それでも9年も前と比べて、2019年の方がストレートの割合が多く、また空振り率も高い。

年々進化を遂げているのが、藤川球児投手のすごいところだと思います。

また、2012年はフォーク以外にも、カーブやスライダーも投げていて、打者の目線を変えようとする配球も見られますが、今は真っ向勝負と配球面でも傾向が全く変わってきている事も面白いですね。

 

藤川球児選手の年俸と背番号

続いて、藤川投手の年俸と背番号の歴史ですが、

年俸(推定) 背番号
2020年 2億円 22
2019年 1億4000万円 22
2018年 1億5000万円 22
2017年 2億円 22
2016年 2億円 18
2012年 4億円 22
2011年 4億円 22
2010年 4億円 22
2009年 4億円 22
2008年 2億8000万円 22
2007年 1億7000万円 22
2006年 8000万円 22
2005年 2200万円 22
2004年 1550万円 92
2003年 1250万円 92
2002年 700万円 92
2001年 780万円 30
2000年 700万円 30
1999年 700万円 30

入団後、背番号「22」を背負い、憧れの佐々木主浩氏を目標にセーブ数を伸ばしてきましたが、年俸は4年4億の契約をしたのを頂点に、現在は2億円ですが、来年40歳を迎える事を考えると、紆余曲折ありながらも2億円プレーヤーなのはすごい事ですね。

 

2020年藤川球児投手 引退の可能性は?

カンテレの報道ランナーに出演した藤川球児投手ですが、

「日本一の球団にしなきゃいけない。それが恩返しなので。この大義を果たさないわけにはいかないですね」

とコメントした上で、

「(答えが)出た時はこの格好(スーツ姿)でそっち(インタビュー側)に出させてね。野球が終わるから。その時はもう。もう十分や。あとは何も残っていない。自分がやりたいことは」

と引退を示唆した事に対し、キャスターが「優勝したら引退ですか?」と聞くと「そうやね」と答えています。

これだけを取れば、優勝=引退・・となるわけですが、単純にセ・リーグ制覇だけではやり残した事があるという事で、引退はしないのでは無いか??と思いますので、あくまで「日本一奪回」が引退になるのではないか??と思います。

 

藤川選手からすると、前金本知憲監督、そして矢野燿大監督は、リーグ優勝を共に分かち合った仲間であり、恩人だと思います。

そして阪神復帰の道を作ってくれた方でもあり、2020年に関しては藤川選手を抑え起用するとすでに明言しているように、花道を用意してくれている事に対し、結果で返さなければとプロフェッショナルスピリッツはさすがの一言です。

 

今年は、打撃面で大補強をしており、巨人ファンから見ても、珍しく阪神は手強そうだな・・という印象を感じずにはいれないですが、果たしてどんな結果が待っているでしょうか?

藤川球児選手が満足するまで野球人生を歩み、ファンを喜ばしてくれる事を、これからも心より応援したいと思います。

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  • この記事を書いた人

たーくん

読売ジャイアンツに魅せられて25年。 趣味のソフトテニス歴と同じだけの長さ、ずっと応援し続けてきました。 家族や自分の事より、プロ野球発展のためブログに命を込める素人野球バカのブログのため、経験者や識者の声も聞きながら双方向で発展させていきたいと考えてますので、積極的な交流をお願いします。 【趣味】 ・野球観戦(もっぱらテレビで) ・野球ニュースをネットや動画サーフィン ・ソフトテニス ビールはもっぱら本麒麟、最近スーパードライやキリンラガービールの味を忘れつつあります。 夜の晩酌の肴は、もっぱらプロ野球観戦、ストーブリーグは各球団の戦力分析かパワプロで過ごすアラフォーパパ。

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