2014年日米野球で来日経験もあるエドゥアルド・ヌニェス選手。
2019年はボストン・レッドソックスに所属していましたが、自由契約(FA)となりましたので、他球団への移籍が噂されます。
内外野どこでも守る守備職人のヌニェス選手ですが、日本行きの噂も囁かれておりますが、獲得する球団はあるのでしょうか?
今回は、日本でプレーする可能性があるメジャーリーガーエドゥアルド・ヌニェス選手を紹介したいと思います。
エドゥアルド・ヌニェス選手のプロフィールと成績
ヌニェス選手のプロフィールをまず紹介したいのですが、
出身 | ドミニカ共和国 |
身長 | 183センチ |
体重 | 93キロ |
2004年にニューヨーク・ヤンキースと契約、2010年にはヤンキースの最優秀マイナー選手を受賞し「ポストジーター」として注目されるもヤンキースでは開花せず。
それでも2011年にはジーターやアレックス・ロドリゲスのバックアップとして112試合に出場、2014年からはツインズで主にショートとしてレギュラーを過ごす。
2014年オフには、日米野球2014のMLB選抜として来日し、2016年にはオールスターにも出場しています。
2016年7月にはトレードでジャイアンツへ移籍、2017年7月にはトレードでボストン・レッドソックスへ移籍、2019年は1年契約でレッドソックスと契約、オフには自由契約。
とメジャー4球団を渡り歩いてきたプレーヤーです。
現在、32歳とまだまだ若く、円熟期を迎えているメジャーリーガーですが、打撃がウリというよりはどちらかと言えば「守備の達人」という印象。
内野であれば、ショート、セカンド、サードすべてメジャー平均以上の守備力を誇りますし、外野もレフトはやった事があるという事で、内外野守れるユーティリティさがウリです。
エドゥアルド・ヌニェス選手の主な打撃成績
2019年のデータが一部見つからないため、虫食いとなってしまい申し訳ないのですが、メジャー・デビュー後の主な成績ですが、
出場数 | 安打数 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 四球 | 三振 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | |
2010 | 30 | 14 | 1 | 7 | 5 | 0 | 3 | 2 | .280 | .321 | .360 | .681 |
2011 | 112 | 82 | 5 | 30 | 22 | 6 | 22 | 37 | .265 | .313 | .385 | .698 |
2012 | 38 | 26 | 1 | 11 | 11 | 2 | 6 | 12 | .292 | .330 | .393 | .723 |
2013 | 90 | 79 | 3 | 28 | 10 | 3 | 20 | 51 | .260 | .307 | .372 | .679 |
2014 | 72 | 51 | 4 | 24 | 9 | 3 | 5 | 31 | .250 | .271 | .382 | .654 |
2015 | 72 | 53 | 4 | 20 | 8 | 4 | 12 | 29 | .282 | .327 | .310 | .758 |
2016 | 141 | 159 | 16 | 67 | 40 | 10 | 29 | 88 | .288 | .325 | .432 | .758 |
2017 | 114 | 146 | 12 | 58 | 24 | 7 | 18 | 54 | .313 | .341 | .460 | .801 |
2018 | 127 | 127 | 10 | 44 | 7 | 2 | 16 | 69 | .265 | .289 | .388 | .677 |
2019 | 38 | 2 | 20 | 5 | .228 |
2017年には、OPS8.01を誇り、打率.313、ホームラン12本、打点58、盗塁24と走攻守でレッドソックスのサードとして活躍しています。
なかなか豪快な一発!
この盗塁シーンなんかを観ていると、西武ライオンズで活躍したヘルマン選手を彷彿させるようなヘッドスライディングでは??
こういったガッツ溢れるプレーを魅せてくれると、ファンも盛り上がりますし、チームの士気も高まりますので、良いですよね!
エドゥアルド・ヌニェス選手の守備力は??
ヌニェス選手ですが、打撃、走力だけでなく守備力も高い選手として、レッドソックスでもナイスプレーを連発しています。
過去の守備力のデータを引っ張ってきたところ、
セカンド | サード | ショート | |||||||
出場数 | 失策 | 守備率 | 出場数 | 失策 | 守備率 | 出場数 | 失策 | 守備率 | |
2010 | 1 | 0 | 15 | 1 | .944 | 11 | 0 | .1000 | |
2011 | 16 | 0 | .1000 | 40 | 6 | .919 | 50 | 14 | .913 |
2012 | 1 | 1 | .667 | 9 | 2 | .900 | 16 | 4 | .931 |
2013 | 2 | 0 | .1000 | 14 | 2 | .933 | 75 | 12 | .953 |
2014 | 2 | 0 | .1000 | 20 | 3 | .909 | 20 | 2 | .970 |
2015 | 1 | 0 | .1000 | 16 | 2 | .917 | 27 | 0 | .1000 |
2016 | 6 | 2 | .895 | 81 | 5 | .973 | 55 | 6 | .970 |
2017 | 26 | 2 | .979 | 53 | 9 | .937 | 16 | 2 | .956 |
2018 | 74 | 4 | .982 | 45 | 3 | .971 |
この他に外野のデータもありましたが、割愛させていただきますが、内野ではファースト以外は守る事が出来ます。
ナイスプレーが多い反面、集中力にかけるプレーを出してしまう事もあるという評判もある通り、エラー数は毎年そこそこ出していますが・・
個人的に評価したいのが、「球に対する反応の速さ」です。
捕手が見失ったボールでも、追いかけるだけの脚力と集中力は、個人的には守備のセンスがなければ無理だと思いますので、反応の速さを見るだけでも、十分に守備力は高いと感じます。
また、この動画を観ても分かりますが、捕球能力も優れていて、捕ってから送球するのが速く、肩も強いので、その点も評価を上げる事になりそうです。
懸念材料は膝の怪我の回復具合と契約金?
走攻守ともに高いレベルでプレーを続けてきたメジャーリーガーのヌニェス選手ですが、数字だけ見る評価通りにはいかない可能性があります。
その大きな懸念材料の一つが「膝の怪我」です。
2017年9月に膝の後十字靱帯を痛め、レギュラーシーズン復帰ができず、ディビジョンシリーズで復帰していますが、ここでも改めて怪我をしたため手術を行っています。
確かに2年連続で盗塁が二桁だったのが2018年から盗塁数が激減しているので、スピードが落ちているのか、怪我の影響なのか・・
若干心配なところはあります。
そしてもう一つの問題が「契約金」です。
最新の年俸情報が分からないのですが、2018年の合意時には500万ドルから700万ドルの契約だったと言われています。
そこから半分になったと仮定しても2019年に250万ドル程度の契約が結ばれていたとすれば、日本に来る場合は、300万ドル前後は必要になってくるのでは??と予測します。
さすがに、新外国人獲得に300万ドルを使える球団となると限られてくると思いますし、日本の内野手でファースト以外のポジションしか守れないのは、ある意味厳しい・・
どちらかと言えば、強打のファースト外国人という方が日本野球の需要はありそうな気がします。
エドゥアルド・ヌニェス選手のイチロー愛が凄い
2014年日米野球で来日した事で認知度が高まったヌニェス選手ですが、実はイチロー選手をリスペクトしている事でも知られています。
日本への紹介記事では、
「the best Japanese guy ever! (今までで最高の日本のオトコ!)」
「イチロー・イズ・マイ・ガイ!」
といった文章を引き合いに出して紹介しているのですが、自身のインスタグラムではヤンキース時代に同僚だったイチロー選手の膝の上に顔をうずくめるシーンが投稿されていて、話題になりました。
これだけイチロー選手の事を好きだと公言しているのは、日本のムネリンくらいかと思いましたが、世界中にはイチロー信者がたくさんいる事を改めて知る事ができてよかったです!
以上、来日が噂される大物メジャーリーガー、エドゥアルド・ヌニェス選手の紹介でしたが、身体が健康であれば、
- 打率.280
- ホームラン 20本
- OPS.800前後
- 盗塁 15
は計算出来るのではないか?? と期待しております。陽気なラテン系の選手なので、当たり出せばチームはノリに乗ってくると思いますので、ムードメーカーとしても良いかも知れませんが・・
どこか獲得に動く球団はあるのでしょうか?これからのストーブリーグを楽しみにしましょう。
巨人の補強外国人