読売ジャイアンツの2020年コーチ陣の発表がありました。
1軍 | |
監督 | 原辰徳(背番号83) |
ヘッドコーチ | 元木大介(背番号77) |
作戦コーチ | 吉村禎章(背番号87) |
野手総合コーチ | 後藤孝志(背番号88) |
野手総合コーチ | 石井琢朗(背番号89) |
投手チーフコーチ | 宮本和知(背番号81) |
投手コーチ | 三澤興一(背番号73) |
内野守備走塁コーチ | 古城茂幸(背番号86) |
バッテリーコーチ | 相川亮二(背番号79) |
ブルペンコーチ | 村田善則(背番号98) |
トレーニングコーチ | ジョン・ターニー |
トレーニングコーチ | 穴吹育大 |
2軍 | |
二軍監督 | 阿部慎之助(背番号80) |
野手総合コーチ | 村田修一(背番号75) |
投手コーチ | 杉内俊哉(背番号85) |
投手コーチ | 木佐貫洋(背番号78) |
内野守備走塁コーチ | 片岡治大(背番号70) |
外野守備走塁コーチ | 松本哲也(背番号84) |
バッテリーコーチ | 実松一成(背番号82) |
トレーニングコーチ | 白水直樹 |
3軍 | |
三軍監督 | 井上真二(背番号72) |
総合コーチ | 二岡智宏(背番号76) |
野手総合コーチ | 金城龍彦(背番号74) |
投手コーチ | 山口鉄也(背番号91) |
投手コーチ | 会田有志(背番号92) |
内野守備走塁コーチ | 藤村大介(背番号 96) |
バッテリーコーチ | 加藤健(背番号90) |
トレーニングコーチ | 石森卓 |
巡回 | |
巡回投手コーチ | 水野雄仁(背番号71) |
新任コーチや復帰コーチもいますが、まずは大きく代わったところから紹介していきましょう。
ヘッドコーチ復活 サポートに作戦コーチ?
長嶋監督時代に原ヘッドコーチ、原監督時代は第一次は鹿取義隆氏、第二次は近藤昭仁氏、伊原春樹氏など起用してきましたが、2019年の第三次原監督ではヘッドコーチを置いていませんでした。
しかし、今期の元木大介コーチの働きが認められ、2020年にはヘッドコーチを復活、元木コーチが務める事になりました。
元木コーチといえば、現役時代は長嶋監督から命名された「クセモノ」として知られていて、独特の野球観や視野の広さ、相手が嫌がるプレースタイルは巨人ファンならずとも注目していた選手でしたよね?
現役時代は、若干練習嫌いなところもあったのか?才能だけでやっていたような印象すら抱かせるほどのポテンシャルの高い選手でしたけど、引退後はタレントへ転身し、清原和博氏と共にバラエティを賑やかしていましが・・・
メモ
長嶋監督が現役時代に
「巨人で一番素質があるバッターは元木。松井以上かもしれない。でもあいつは本当に練習しないんだ」
と評していたそうです・・・
実は、星野仙一監督からUー12日本代表監督の推薦をされたり、落合博満氏からも一目置かれたり、元木コーチの資質を見抜いていた原監督、そして見事に応えた元木コーチの昇格人事。
もう、当然であって、とても嬉しいですね。
年齢も現役選手に近く、兄貴肌なところを持ち合わせ、芸能界で生きていたからなのか、場の盛り上げ方も上手かったみたいで、乗せられて練習をこなした選手も数知れないようです・・笑
ヘッドコーチ昇格したからといって、ノックはやめないでほしいですし、誰よりも声を一番出して、楽しくも厳しい練習環境を、是非とも整えて「原ワンチーム」を2020年も創ってほしいなぁと思います。
作戦コーチが新設 吉村禎章氏が就任
続いて、吉村コーチですが新設の作戦コーチに就任しますが、元木コーチがヘッドコーチ就任とは言え、コーチ歴1年の新米であることには変わらないだろう・・
というところで、吉村コーチが元木コーチをサポートする形にしているのが、作戦コーチの役目だそうです。
長嶋監督時代、原監督がオーダーを作っていたと聞いた事がありますが、来季の打線の組み替えを提示するのは元木、吉村ダブルコーチの案??それとも原監督が決めていくのでしょうか?
いずれにしても、来季のスタメンが楽しみですね。
(来季のスタメン予想は、補強が済んだあたりで、一度予想したいと思います。)
新任のコーチが激アツ! 連覇への布石か?
そして、今回新任で後藤コーチとともに野手総合コーチとして入閣する事になったのが、横浜ベイスターズ、広島東洋カープで活躍した安打製造機、コーチとしても広島の三連覇を支え、ヤクルトでも多くの若手を育成してきた石井琢朗コーチ。
同じ左の中距離打者というところでは、巨人に伸び悩む選手が
- 吉川尚輝
- 田中俊人
- 大城卓三
- 重信慎之介
あたりがいますが、このあたりの若手がさらに伸びれば巨人の連覇が盤石になってくると思いますので、是非とも石井コーチには若手の底上げを期待したいところです。
また、注目の若手選手というところでは、
- 山下航汰
- 加藤脩平
来季一軍を狙う若武者も、一軍定着が叶えば、是非とも鍛えて欲しいですし、秋季キャンプ、春季キャンプでは、追い込んで欲しいと思います。
注目の選手!来季はレギュラー獲りも?
→ 巨人の山下航汰外野手レギュラー獲りなるか?育成ドラフト上がりの2019年二軍成績は?
2019年10月31日追記 来年こそ怪我なくやってくれるんじゃないか??
投手コーチに変化が 巡回コーチが誕生
今年は2軍が1軍に合わせるというところで、登板日の調整をしたり、新しい試みを行ってきたみたいですが、育成という面ではイニング数を投げられない制約があったり、課題も残ったそうです。
また、二軍、三軍から調子の良いピッチャーの情報が上がってこず、一軍とうまく調整が取れなかった反省もあって、「一軍、二軍、三軍んを巡回する」コート役に、水野コーチが就任しました。
一部報道?ニュースでは、宮本コーチや原監督との確執があるとも囁かれたりしていましたが、個人的には何も心配していないですし、水野コーチの解説は歯に衣着せぬで、厳しくも優しさ溢れていたので、人柄としても問題ないと思っています。
名伯楽のお二人が去ってしまいます・・・
石井琢朗コーチ就任、宮本和知、水野雄仁コーチが残留する裏で、名伯楽と言われた小谷正勝巡回投手コーチが体調面を考慮して退団、内田順三巡回打撃コーチも退団。
お二人とも、巨人だけでなく若手育成に定評があり、多くの選手が活躍しているので、本当に残念ではありますが70歳を超える高齢という事もあり、続けるのが難しかったようです。残念・・・
2019年の巨人コーチの退団
その他にも、2019年のコーチ陣の退団は、
- 秦真司ファームバッテリー兼打撃コーチ
- 木村龍治ファームトレーニングコーチ
- 鈴木尚広外野守備走塁コーチ
ですが、一番痛いのはスキャンダルがあったとは言え、若手の走塁意識の改革に一役を買った鈴木コーチですよね・・・
なんとか残ってほしかったですけど、さすがにスキャンダルが重たすぎる・・という事で、退団も致し方なし・・というところでしょうか。
ほとぼりが冷める事があれば、是非ともまた巨人のために尽力して欲しい・・そんなコーチの一人でした。
二軍、三軍が明確に 豪華なコーチ陣
一軍コーチから二軍、三軍に目を移してみましょう。
まず目につくのが、新任の阿部慎之助二軍監督です。
原監督が第一次政権で着けていた背番号80を背負い、監督業をはじめるとの事ですが、このあたりに原監督と阿部慎之助監督の絆みたいなものを感じますね。
野村監督いわく、
「苦労を知らないまま監督になると、大成しない」
と言ったような事を言ってましたけど、原監督の事も批判してきましたが、二軍選手の育成や指導を通して阿部監督は現実を痛感するはずです。
自分はドラフト一位でチャンスを与えられ、怪我以外で二軍にいる事のなかった選手なのですから、下位指名や育成ドラフトで這い上がる事が、どれだけ大変な事なのか?
を身を以て知り、経験として糧にしてもらえる事を、ファンとしては本当に願っています。
阿部監督を支えるFAコーチ陣
そして、阿部監督を支えるコーチですが、昨年からコーチ業をスタートしていたFA移籍でやってきた大物二人が脇を固めます。
- 村田修一野手総合コーチ
- 杉内俊哉投手コーチ
この二人は、阿部監督と一緒に現役時代は優勝を経験してきた仲間ですし、FA移籍後も巨人に貢献してくれた功労者ですので、是非とも阿部監督と共に、次世代のジャイアンツの礎を築いて欲しいなぁと思います。
そして、もう一人忘れてはならないのが、阿部監督の現役時代はバックアッパーとして活躍、松坂世代のドラフト1位實松一成コーチです。
一度巨人をクビになった実松コーチですが、日ハムに拾われて現役をまっとうし、また再び巨人に復帰してくれました。
「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」というテレビ番組に出演していた事もあり、巨人に対して恨みというか、良くない印象を持っていたら功労者なだけに申し訳ないなぁ・・とは思っていたのですが・・・
そんな事もなく、巨人のコーチとして再び阿部監督を支えてくれるというところに、本当に嬉しいなぁと感じました。
三軍にはレジェンドや復帰組が
今年の巨人は、二軍と三軍を明確にせず「ファーム」として、その中での振り分けだったみたいですが、2020年は育成は三軍で行うように明確にするようです。
その中で井上三軍監督を筆頭に、昨年までコーチをして岡本和真を覚醒させた二岡智宏コーチが独立リーグBC富山の監督から就任、さらに鉄腕左腕山口鉄也氏もコーチに就任です。
山口鉄也氏と言えば、言わずと知れた巨人のリリーフエース。越智大祐と共に「風神、雷神」として活躍したり、「スコット鉄太朗」とスコット・マシソン、山口鉄也、西村健太朗の鉄壁のリリーフ陣を支えたり、レジェンド級の選手でした。
また、外野守備走塁コーチを務める松本哲也コーチと共に「育成の星」と呼ばれたように、育成契約から這い上がってきたハングリー精神や経験は、必ず若手には役立つはずですし、貴重な経験を若手に抽出してほしいなぁと願っています。
余談ですが、西村健太朗氏は戻ってこないんですかね??マシソンもカナダ代表を引退すれば、巨人の国際スカウトなどで活躍してほしいですね!
巨人のコーチ年俸って高いの??2020年は大幅アップ?
ここまで巨人の2020年のコーチ陣容を紹介してきましたが、ここからは推測の話になりますが、コーチの年俸ってどれくらいもらえるの??
というところを見ていきたいと思います。
原監督は1億円超え?
プロ野球の監督は、だいたいが1億円前後が相場・・と言われていますが、過去13年で8度のリーグ優勝、3度の日本一、WBC優勝1回と輝かしい実績の持ち主です。
第二次政権から、噂によれば1億5千万円は年俸としてもらっているのでは無いか??と言われています。
また、その他にも成果報酬などの出来高やボーナスみたいなものもあってもおかしくは無いかな??というほどの名将です。
では二軍の阿部監督はどうなのか??
というところですが、半分の5千万円も無いのでは??と勝手に予想します。
新米監督ですし、一軍コーチとのバランスもあると思いますので、よくて3,000万円ほどかな??と思いますが、どうでしょう??
コーチの相場は1,000万前後??
一軍とファームコーチでは、金額にも前後はあってもおかしくはないでしょうけど、通常コーチは1,000万から1,500万前後ではないか??と言われています。
しかし、巨人は他のコーチよりも多めに出しているとも言われていて、その金額は2,000万から3,000万とも言われています。
他球団から引き抜けるほど、魅力的なオファーは確実にあると思いますので、あながち間違っていないかな??と思います。
2020年巨人のコーチには大いに期待
以上、2020年のコーチに関する情報でしたが、いかがでしたでしょうか?
往年の巨人ファンなら、二軍の監督やコーチ陣だけでも大喜び、近未来にはそのまま一軍の監督になっっていてもおかしくは無いですよね??
また、今年現役引退を決めた上原浩治氏、解説者として活躍している槙原寛己氏や桑田真澄氏あたりが戻ってくると、巨人はさらに活性化しそうな感じがします。
あっ・・
ここまで書き進めて一つだけ大きな事を忘れていました!
ウォーレン・クロマティ
本当に今年の優勝は、あなたなくして叶える事は出来なかったのかもしれません・・
2020年の入閣を密かに期待していたのですが、残念ながらコーチでは無いのですね。
しかし、アドバイザーなどの役割で、これからもヤングジャイアンツを叱咤激励してくれる、元気な姿を見せて欲しいなぁと思います。
「ありがとう!クロウ!!」
今日は、あと一記事書きたいと思います。
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