2020年2月19日、沖縄二次キャンプで中日ドラゴンズとの練習試合が行われ、巨人は昨年初勝利をあげローテーション入りを狙う戸郷翔征選手、中日ドラゴンズは大商大から東芝を経て、ドラフト3位で入団した岡野祐一郎選手が先発。
中日ドラゴンズは、根尾昂選手が先発スタメンと戸郷選手との同級生対決にも注目が集まる中、12時半から試合開始されています。
中日ドラゴンズと巨人の練習試合スタメン
2月19日の中日ドラゴンズと巨人、練習試合のスタメンは以下の通りです。
中日選手名 | 守備位置 | 巨人選手名 | 守備位置 | |
1 | 渡辺勝 | レフト | 若林晃弘 | セカンド |
2 | 高橋周平 | サード | 坂本勇人 | ショート |
3 | 阿部寿樹 | セカンド | 丸佳浩 | センター |
4 | 福田永将 | DH | 岡本和真 | サード |
5 | 石川駿 | ファースト | ジェラルドパーラ | DH |
6 | 溝脇隼人 | ショート | イスラエルモタ | レフト |
7 | 根尾昂 | センター | 大城卓三 | ファースト |
8 | 石橋康太 | キャッチャー | 石川慎吾 | ライト |
9 | 伊藤康祐 | レフト | 炭谷銀仁朗 | キャッチャー |
中日ドラゴンズは、4番に昨年18本の本塁打を放ち、ビシエド選手と4番争いを続けている福田選手を据え、2番には試験的に高橋周平選手が入る布陣。
今日は、ビシエド選手、平田良介選手、京田陽太選手がスタメンに名を連ねていませんので、まだまだ開幕オーダーがどうなるか?探っている状況だと思いますが、高橋周平選手が2番にハマると、平田良介1番で強力な1、2番コンビが形成され、福田選手、ビシエド選手に繋ぐ形になっていきそうです。
一方、巨人の布陣は、昨日の千葉ロッテマリーンズとの練習試合と大幅な変更はなく、吉川尚輝選手に変わり若林晃弘選手、岸田倫行選手に変わり炭谷銀仁朗選手、そしてライトには亀井善行選手に代わり絶好調の石川慎吾選手をスタメンで起用。
若林晃弘選手と石川慎吾選手は、ここでアピールをして開幕1軍入りだけでなく、スタメン奪取まで狙いたいところだと思いますが、結果はどうだったのでしょうか・・
早速、それぞれのチームの結果を見ていきましょう。
中日ドラゴンズ 巨人との練習試合成績
中日ドラゴンズの投手陣から見ていきたいのですが、
選手名 | イニング数/失点 | 奪三振 | 四死球 | 被安打 | 被本塁打 |
岡野祐一郎 | 3回/2失点 | 2 | 0 | 4 | 0 |
木下雄介 | 2回/0失点 | 1 | 0 | 1 | 0 |
福敬登 | 1回/1失点 | 1 | 0 | 3 | 0 |
又吉克樹 | 1回/0失点 | 0 | 0 | 1 | 0 |
岡田俊哉 | 1回/0失点 | 1 | 1 | 1 | 0 |
藤嶋健人 | 1回/2失点 | 0 | 2 | 2 | 0 |
鈴木博志 | 投球なし | ||||
ルイス ゴンサレス | 投球なし |
ドラフト3位の岡野選手は3回を投げ2失点。内容的には140キロ前後の直球と変化球でゴロを打たせるスタイルが持ち味と思われますが、変化球が高めに抜けてきたところをモタ選手に狙い撃ちされましたので、制球力を磨いて、次回開幕ローテーション入りに向けて追試といったところでしょう。
続いて、野手の結果ですが、
第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 | |
渡辺勝 | センタ前ヒット | 空振り三振 | 四球 | キャッチャーフライ |
高橋周平 | 空振り三振 | セカンド失策 | キャッチャーフライ | |
阿部寿樹 | ショートゴロ | センター前ヒット | ライトフライ | |
福田永将 | サードフライ | レフト前ヒット(1打点) | 空振り三振 | ライトフライ |
石川駿 | 死球 | セカンド併殺 | 空振り三振 | |
溝脇隼人 | レフトフライ | レフトフライ | センター前ヒット | |
石橋康太 | レフトフライ | レフト前ヒット | レフト前ヒット | |
伊藤康祐 | ショートゴロ | 空振り三振 | 空振り三振 | |
シエラ | ファーストゴロ | |||
三ツ俣大樹 | ショートフライ | |||
加藤匠馬 | ピッチャーゴロ | |||
木下拓哉 | センター前ヒット |
キャンプからアピールを続けているショートの溝脇隼人選手が2安打でアピールし続けていますが、NPB屈指の守備力を誇る京田陽太選手との競争のため、ショートのバックアッパー的な役割で開幕1軍を狙いたいところです。
そして、キャッチャーのスタメン争いですが、こちらは石橋康太選手と加藤匠馬選手の一騎打ちになりますが、石橋選手が2安打を放ち、打撃面での成長をアピール。
木下拓哉、桂依央利を含めた4人は横一線と首脳陣はコメントしてきましたが、19歳の開幕スタメンが実現する可能性は十分に感じられます。
第1クールから捕手争いが激化している #ドラゴンズ。1軍キャンプには、#加藤匠馬、#木下拓哉、#桂依央利、そしてルーキー #郡司裕也 選手の4人。伊東ヘッドコーチは「現段階では横一線」とコメント。もちろん、#大野奨太、#石橋康太 捕手も虎視眈々と狙っています。https://t.co/ixAGIsaxGO
— J SPORTS 中日好き (@jsports_dragons) February 11, 2020
読売ジャイアンツ 中日との練習試合成績
続いて、巨人の投手陣から練習試合の成績を見ていきたいのですが、
選手名 | イニング数/失点 | 奪三振 | 四死球 | 被安打 | 被本塁打 |
戸郷翔征 | 3回/0失点 | 3 | 0 | 1 | 0 |
ルビーデラロサ | 1回/1失点(自責ゼロ) | 0 | 0 | 2 | 0 |
高田萌生 | 2回/0失点 | 4 | 1 | 1 | 0 |
古川侑利 | 1回/0失点 | 1 | 0 | 2 | 0 |
沼田翔平 | 1回/0失点 | 0 | 0 | 0 | 0 |
鍵谷陽平 | 1回/0失点 | 0 | 0 | 1 | 0 |
デラロサ選手がエラー絡みの失点をしますが、ピンチの場面では後続を落ち着いて併殺に取るなど、危なげないピッチングでしたので、これから調子を上げてくれれば、問題無い内容でした。
高田、古川両選手は、中継ぎ争いで結果を残していますが、テンポよく抑えた沼田翔平選手の方が、見ていて安定感があるので、今日のアピールに成功したのは沼田翔平選手なのかも知れません。
そして、圧巻のピッチングを見せてくれたのが、2年目の戸郷翔征選手。
直球の最速は149キロで球威があり、高めの真っ直ぐに中日打線も詰まっていましたし、注目の根尾選手との同級生対決では、戸郷選手がオールストレートで三振を奪うなど、見どころも満載。
昨日の畠選手に続き、開幕ローテーション入りも現実味を帯びてきたような気がします。
続いて、野手の成績ですが、
第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 | |
若林晃弘 | ショートゴロ(エラーで出塁) | レフトフライ | ピッチャーゴロ | ピッチャーゴロ |
坂本勇人 | ピッチャーゴロ併殺 | ライトフライ | 見逃し三振 | |
丸佳浩 | 空振り三振 | レフト前ヒット | センター前ヒット | |
岡本和真 | 見逃し三振 | キャッチャーフライ | レフトオーバーの二塁打 | レフト前ヒット |
ジェラルドパーラ | 右中間への二塁打 | センターフライ | センター前ヒット(打点1) | |
イスラエルモタ | 右中間への三塁打(打点1) | レフト前ヒット | ショートゴロ | セカンドゴロ |
大城卓三 | セカンドゴロ | セカンドゴロ併殺 | レフトフライ | センター前ヒット |
石川慎吾 | センター前ヒット(打点1) | 空振り三振 | ライト前ヒット | |
炭谷銀仁朗 | センターフライ | |||
岸田倫行 | サードゴロ | ライトフライ | ライトフライ | |
陽岱鋼 | 見逃し三振 | 四球 | ||
山本泰寛 | ライトフライ | ライトフライ | ||
中島裕之 | 四球 | レフト前ヒット(打点1) | ||
湯浅大 | 四球 | |||
増田大輝 | ファーストフライ |
巨人の主力の調整が順調に進んでおり、ジェラルドパーラ、イスラエルモタの両外国人に打点がつきました。
また、ファーストのレギュラーを狙う大城卓三選手と中島裕之選手にも1安打ずつ、中島選手には打点1が付き首脳陣にアピール成功です。
岡本和真選手も、もうすぐホームランという大きな当たりを放ち、順調な調整具合が見られました。
●イスラエルモタ選手のタイムリースリーベースの様子
ここまで振り切れる外国人選手を、近年巨人で見れなかったから、楽しみです✨ https://t.co/5mIaJysoq9
— たーくん@巨人愛溢れる二児のパパ (@takun_baseball) February 19, 2020
モタ選手のタイムリースリーベースは、変化球に狙いを絞った見事なセンター返しですが、打球スピードが速いため、セカンドの頭を超えて一気にスリーベースとなりました。
その後もレフト前にヒットを放ったり、フリー打撃では菅野智之選手からホームランを放つなど、最近結果が出なかったうっぷんを晴らす活躍です。
個人的には、イスラエルモタ選手の目処が立つようであれば、パーラ選手を6番に下ろし、モタ選手を5番に起用するのも面白いと思いますが、この先支配下登録、開幕スタメンを勝ち取る事が出来るか?が先に問題ですので、引き続き結果を出し続けてほしいですね。
●ジェラルドパーラ選手のタイムリーヒットの様子
— たーくん@巨人愛溢れる二児のパパ (@takun_baseball) February 19, 2020
そして、もう一人の外国人選手ジェラルドパーラ選手ですが、昨日まで結果が出なかったですが、今日は若干オープンスタンスになって打撃フォームを改造して2安打と結果が出ました。
まだまだ、試行錯誤している中でもセンター返しを心掛けているのが分かりますので、率を残すバッティングスタイルだと思います。
そのため、先程モタ選手のところで書きましたが、6番あたりでクリーンナップの後を打つ事が出来るのが一番良い気がしますが、これから調整が進み長打力がどれだけ発揮できるか?を引き続き注目していきたいと思います。
巨人と中日ドラゴンズの練習試合 結果
試合結果は5-1で巨人の勝利となりましたが、投打で期待の戦力が躍動した巨人に対し、注目の根尾選手は打撃では結果を残せず、少し残念でした・・
が、立浪和義氏が解説でも話をされていましたが、福留孝介選手を真似した打撃フォームで柔らかさは感じるので、あとはトップの位置が決まって、速球に振り負けないようになれば、活躍するのでは??
という事ですので、今後のオープン戦を楽しみにしておきましょう。
巨人が主力級が先発したのに対し、中日ドラゴンズには調整中の平田良介選手、京田陽太選手、ビシエド選手、大島洋平選手がいますので、どんなチームに仕上がるのか?そして現在怪我で離脱はしていますが、ドラフト1位の石川昂弥選手の1軍昇格はあるのか?
若い力に将来性豊かな選手が多いので、期待感が高まるチームである事は間違いないと思いますので、2020年のセリーグ順位予想!野球解説者と素人管理人で大きな違いは出るかな??で予想した通り、巨人に続き上位進出はあるのでは??と予想は据え置きしておこうと思います。
そして巨人では、原監督がコメントしている通り、モタ選手の支配下登録が現実味を帯びてきていますので、外国人枠をどう使うか??は楽しみになってきました。
これから、オープン戦でも結果を残していき、是非とも巨人の戦力になってくれたら嬉しいですね。
支配下に一歩近付いたか⁉️ https://t.co/IAKYhSGcy0
— たーくん@巨人愛溢れる二児のパパ (@takun_baseball) February 19, 2020
巨人の開幕は誰が勝ち取るかな??