プロ野球7不思議の一つとなりそうな疑問。
北海道日本ハムファイターズドラフト1位で入団の斎藤佑樹選手、近年の成績降下や2019年の成績を見るといよいよ戦力外か?と毎年話題になりますが・・
クビにならない理由が、成績以外のところにあるのでしょうか?2020年以降は斎藤選手どうなるのか??年俸の推移や2019年の成績を見ながら考察したいと思います。
斎藤佑樹 プロフィールと戦績
まずはじめに、おなじみのプロフィールからですが、
出身校(高校、大学) | 早稲田実業学校、早稲田大学 |
身長 | 176cm |
体重 | 74キロ |
投手としては小柄の方ですが、ハンカチ王子として知られるように、夏の甲子園決勝でのマー君こと田中将大投手との激闘は、記憶に新しいのでは無いでしょうか。
見ての通り、高校時代から甘いマスクで女性ファンを虜にしており、甲子園優勝でさらにハンカチフィーバーを巻き起こした、スーパースター選手の斎藤選手。
当初の予定通り?早稲田大学への進学を選び、プロ入りは大学卒業後となりました。
同じ早稲田大学には、プロ注目の投手に大石達也選手、福井優也選手がおり、早稲田三羽烏なんて呼ばれて、ドラフトでも注目された三人でしたが、大石選手は西武ライオンズ、福井選手は広島東洋カープ、そして斎藤選手は北海道日本ハムファイターズへ入団する事に。
プロ入り後の成績
「佑ちゃん」の愛称でも親しまれ、プロ入り後も何かと公私ともに注目を集めている斎藤選手ですが、プロ入り後の主な成績はこちら
年度 | 登板 | 勝利 | 敗北 | 四球 | 三振 | 防御率 |
2011 | 19 | 6 | 6 | 35 | 62 | 2.69 |
2012 | 19 | 5 | 8 | 48 | 59 | 3.98 |
2013 | 1 | 0 | 1 | 5 | 1 | 13.5 |
2014 | 6 | 2 | 1 | 16 | 20 | 4.85 |
2015 | 12 | 1 | 3 | 14 | 24 | 5.74 |
2016 | 11 | 0 | 1 | 11 | 14 | 4.56 |
2017 | 6 | 1 | 3 | 5 | 14 | 6.75 |
2018 | 3 | 0 | 1 | 12 | 3 | 7.27 |
2019 | 11 | 0 | 2 | 8 | 12 | 4.71 |
プロ入り後、一年目、二年目こそ先発で勝ち星をあげていますが、以降は出場機会が減っていき、ここ数年は中継ぎも経験するようになってきています。
気になるのが、試合数の割に「四球数が多い」ところ。
斎藤佑樹と言えば、甲子園で見せた「アウトローのストレート」や「低めに集まる変化球の精度の高さ」の印象がありますが、いつもテレビで見ている時は、コントロールがアバウト・・
その理由は、私的な意見ですけど、「下半身の粘りがない」事が全てなんじゃないかな??と思っています。
斎藤投手のフォームを見ていると、低く沈むこむ事が出来ないところを見て、
- 下半身を怪我している
- 股関節が硬い
のいずれかだと考えられます。特に股関節が硬いというのは、専門家からも指摘されているので、プロ入り後も下半身の使い方には悩んできていた印象があります。
大学時代から、左足のかかとに重心が乗ってしまって、まっすぐに一本立ちしてしまっているかのようなフォームですが、プロ入り後もこの癖はそのままです・・
下半身に力が乗り切らないところで、ストレートのスピードも落ちてきていますし、今では変化球投手のようにツーシームや変化球を駆使して、投球術で抑えるようにモデルチェンジしています。
斎藤佑樹 年俸の推移
斎藤投手の年俸の推移ですが、
2011年 | 1500万円 |
2012年 | 3000万円 |
2013年 | 3500万円 |
2014年 | 2800万円 |
2015年 | 2500万円 |
2016年 | 2300万円 |
2017年 | 2000万円 |
2018年 | 1830万円 |
2019年 | 1500万円 |
と10年で入団当時の年俸に戻ってしまっています。
しかし、ルーキーイヤーで6勝、翌年5勝という成績で、年俸が3000万、3500万と上がっているところは、一般の選手よりも贔屓されているなぁ・・という印象ですね。
また、2014年以降も年俸が大幅に下ることなく、また戦力外通告を受ける事なくプレーし続けられているのは、成績以外の「クビにならない理由」があるのでは無いか??と思わずにはいれません。
斎藤佑樹 クビにならない理由は何なの??
プロ野球選手は、一言で言えば「人気商売」です。
どこまで言っても、ファンから愛され、人気がある選手というのは、いつまでも応援されたり、グッズの購入に繋がり、球団に貢献するのです。
また、久々に一軍へ昇格すれば、登板予定では来客数も見込める、つまり「お客を呼べる選手」という側面の評価があるわけです。
人気=成績であれば一番良いのでしょうが、斎藤選手の場合は人気が先行しており、今尚グッズの売上などで球団に貢献しているという事で、年俸も下がりにくく戦力外にもならないのでは無いかな??と思われます。
斎藤佑樹 グッズの種類は?
オフィシャルサイトでは2019年現在
- レプリカユニフォーム
- プレイヤーズTシャツ
- ファンユニフォーム
- 応援フェイスタオル
- ビジョンバスタオル
- 応援直筆ワッペン
- 選手ロゴワッペン
- イニシャルオーナメント
- パッチンブレス
- アクリルキーホルダー
- 卓上カレンダー
- 選手背番号オーナメント
- 応援パスケース
- 選手応援フラッグ
- 応援Tシャツ
- オフィシャルカレンダー
などなど、他の選手と同様のグッズが販売されています。
よく一軍の活躍している選手に見られるようなお弁当だったり、限定のグッズは今のところは販売されていないようです・・
斎藤佑樹 2020年以降の展望は?
斎藤選手は、最近のインタビューで
「もちろん納得はしていません。でも、以前のような先発での勝利にこだわりはない。ショートリリーフなら抑えられると思います」
と答えているように、今は先発ではなくリリーフに活路を見出しているようですが、甲子園のスターという事を考えると、ちょっとだけ寂しい気持ちはあります・・
が、自分の現状をしっかりと分析した結果、短いイニングであれば、まだまだ力を発揮出来るという見通しを立てているところは、素晴らしい決断だと思いました。
今の所戦力外通告を受けていませんので、来季はトレードがない限りは日本ハムでのプレーが濃厚でしょうし、来季は50試合登板を目指すと意気込んでいますので・・
まだまだ、甲子園や大学から磨いてきた投球術は錆びついていないですし、30歳と重ねた年齢と努力は決して無駄にはならないと思います。
ここからハンカチ王子の逆襲・・が見られることを願いまして、来年はリリーフエースとして活躍している事を切に願っています。