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巨人

マシソンに化けるか?チアゴ・ビエイラ選手はノーコンピッチャーから大変身なるか?

投稿日:2019年12月29日 更新日:

大リーグのノーコンピッチャー、チアゴ・ビエイラ投手が2020年巨人の救世主となるのでしょうか?

球団は育成の目的も兼ねているので1年で終わらず2年後、3年後に期待しているところもありますが、ブラジル代表の抑えも務めた最速167キロのストレートは何よりも魅力のリリーバーです。

ここでは、ビエイラ投手の過去の成績やデータを見ながら、ビエイラ選手が活躍できるか?考察していきたいと思います。

 

チアゴ・ビエイラ選手のプロフィール

最初にビエイラ選手のプロフィールからですが、

出身 ブラジル、シアトル・マリナーズ、シカゴ・ホワイトソックス
身長 188センチ
体重 95キロ

チアゴ・ビエイラ

2011年にシアトル・マリナーズのマイナー契約からプロ生活がはじまり、2011年、2012年はルーキー級ベネズエラン・サマーリーグ・マリナーズでプレーしました。

2012年にはWBCブラジル代表に選出され、予選では抑えを任され2セーブ、翌2013年のWBC本戦でもブラジル代表として活躍しています。

 

2017年に初メジャー・デビューを果たすも1試合1イニング無失点の記録のみで、マイナーへ降格、オフにはシカゴ・ホワイトソックスへトレードで移籍します。

ホワイトソックスではメジャー登板をしていますが、2018年は暴投を6つ記録するなど、コントロールに難があるピッチャーですが、平均球速が155キロ前後と速球がずば抜けているところが魅力でもあります。

 

チアゴ・ビエイラ選手の主な投手成績

続いて、ビエイラ選手の投手成績についてですが、

登板数 先発 勝利 敗戦 セーブ 勝率 投球回 被安打 被本塁打 与四球 四球率 奪三振 奪三振率 K/BB 防御率 WHIP
2017 シアトル・マリナーズ 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0.00 1 1.00 0.00 0 0
2018 シカゴ・ホワイトソックス 16 0 1 1 1 .500 17.2 21 4 9 0.52 15 0.87 0.60 7.13 1.7
2019 6 0 1 0 0 1.000 7 11 0 5 0.71 8 1.14 0.63 9.00 2.29

奪三振率が、1.00近くに迫るなど、高い数値を見せていますが、四球率とWHIPを見ると、四球が絡んでピンチを招く事が多いピッチャーである事が伺えます。

また、2018年の被本塁打4本は、ちょっと多いかな??という印象もあり、球速が速いピッチャーなのでフライボールピッチャーの傾向があるのかも??という印象です。

 

ビエイラ選手の球質はデラロサ選手に似ている?

2019年途中入団したデラロサ選手ですが、ストレートの平均球速は156キロとメジャーの中でも速い部類の投手でしたが、ビエイラ選手も同じで、平均球速は155キロと相当速いです。

また、デラロサ選手のストレートはシュート成分が多いと分析されていて、右打者の内側へ食い込むイメージですが、ビエイラ選手のストレートも同じでシュート成分が多い4シームです。

 

ストレートだけを見れば、デラロサ選手と大差がないのですが、大きな違いは「回転数」にあります。

ビエイラ選手の4シームの回転数は、2323rpm。デラロサ選手のデータがありませんが、この回転数はメジャー平均の2287rpmも超えていて、デラロサ選手以上に高いためホップするイメージの伸びがあります。

シュート回転しながら、伸び上がる・・

これだけを聞くと、凄まじい魔球のようなストレートに聞こえますが、ホップ成分の大きいピッチャーは「フライを打たれる確率が上がる」ので、狭い球場やホームランが出やすい球場が多い日本の場合は、ホームランが増えてしまう傾向にならないか?が懸念です。

特に、ビエイラ選手の場合はノーコン投手と言われるほど、制球に難がありますので、アバウトな制球力を日本で上げる事が出来るかは、注目したいと思います。

 

マシソン投手が日本で成功した理由

話は変わりますが、スコット・マシソン選手が巨人入りした時の話ですが、メジャーでは好まれない投げ込みを積極的に取り入れ、当時の川口投手コーチと二人三脚でフォームや握りの修正を加えて、巨人軍最強のリリーバーになっています。

メジャー時代の制球難が消え、巨人ではセットアッパー、抑えで7年間支えてくれた背景には、日本流を積極的に取り入れた結果です。

ビエイラ選手も入団時のコメントで、

「伝統と歴史のある巨人軍の一員になれて心からうれしく思います。ブラジルで日本人コーチの指導を受けたことがあり、日本の文化や習慣にもなじみがあります。以前から日本でプレーしたいと思っており、この挑戦は家族にとっても素晴らしい経験になるでしょう。常にベストを尽くし、チームの優勝に貢献したいと思います」

と言っていますので、マシソンのように積極的に日本に馴染んで、結果を出して欲しいですね。

スコット・マシソン 巨人

 

チアゴ・ビエイラ選手の球種と投球割合

次に、ビエイラ選手の球種と投球割合ですが、

球種 平均球速 投球割合
4シーム 156.9 65.7
2シーム 153.6 2.4
チェンジアップ 140.7 5.9
スライダー 139.5 25.4
カーブ 124.4 0.6

4シームとスライダーの割合を足せば90%を占めるので、ほぼ2種類の球種で攻めている印象。

ちなみにデラロサ選手は、

球種 球速 投球割合
4シーム 156 50
2シーム 155.4 3
チェンジアップ 142.9 1
スライダー 136 46

4シームの割合が50%程度で、スライダーも46%とほぼ同数、2種類の球種で攻めるスタイルは似ていますが、ビエイラ選手の方が、よりストレートで押すイメージが強いです。

 

ストレートにこだわらず変化球を磨くことも重要

また、ビエイラ選手の第三球種はチェンジアップになりますが、ほとんど投げていませんが、日本球界入りでチェンジアップやフォークなど、スライダーに次ぐ変化球を覚える事ができれば、投球の幅が広がりますので、制球難克服に繋がる可能性があります。

かつての横浜ベイスターズの守護神マーク・クルーン投手は、日本にきて権藤監督からフォークボールを授かりストレートと同じ割合投げる事で成功したそうです。

ストレートの制球が出来ないのであれば、信頼できる変化球が増えれば、ストレートがさらに生きてくるはずですので、日本来日で大化けする可能性は、十分にあると思います。

マーク・クルーン 巨人

 

チアゴ・ビエイラ選手の年俸と背番号

続いて、ビエイラ選手の年俸と背番号ですが、

年俸(推定) チーム 背番号
2020年 4700万 巨人 49
2019年 $555,000 Wソックス 50
2018年 $545,000 Wソックス 50
2017年 $535,000 マリナーズ 40

巨人ではウォーレン・クロマティ選手、テイラーヤングマン選手が付けた背番号「49」に決定、往年のクロマティー選手のような活躍を期待したいところです。

 

2020年チアゴ・ビエイラ選手に期待するところ

ここまで、ビエイラ選手の成績やデータを見ながら課題をあげてきましたが、

  • 制球力の向上
  • 第三変化球の投球割合を上げる

必要があると感じました。

 

制球力に関しては、FAN GRAPHSと呼ばれる海外のサイトでビエイラと選手のデータがありましたので紹介すると、

チアゴ・ビエイラ ストレート 制球力

まずこちらが、ストレートの割合で、ストレートが右打者の外角に集まる傾向が高いですが、基本は真ん中周辺に集まっています。

 

そしてスライダーですが、

チアゴ・ビエイラ スライダー 制球力

スライダーも右打者の外角に多く投げ込みますが、ボールゾーンに集まっているので、ストライクを取るのに苦労している可能性も見られます。

デラロサ選手のように、スライダーでストライクを簡単に取れれば、ストレートが真ん中付近に集まっても、ごまかしが効くような気もします。

ノーコンを克服するというよりは、変化球の精度と割合を増やす事で、ストレート勝負だけにこだわらなくても良いのでは??という印象です。

画像引用 FAN GRAPHS

 

そして、ウィニングショットとしてスライダーだけでなく、「第三の変化球のマスター」ですが、日本のコーチは変化球を教えるのが上手ですし、チェンジアップを筆頭候補に握りや球種を色々と試してみて、自分の合う球種を一つ増やして欲しいと思います。

現状だと、ビエイラ選手は育成込みの獲得と思えるほど、即戦力とは考えていない可能性はありますが、長いシーズン何があるか分かりませんし、マシソン選手のように大化けする事もありますので・・

ビエイラ選手が活躍する日を、心待ちにしていたいと思います。

 

 巨人の2020年外国人事情です

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  • この記事を書いた人

たーくん

読売ジャイアンツに魅せられて25年。 趣味のソフトテニス歴と同じだけの長さ、ずっと応援し続けてきました。 家族や自分の事より、プロ野球発展のためブログに命を込める素人野球バカのブログのため、経験者や識者の声も聞きながら双方向で発展させていきたいと考えてますので、積極的な交流をお願いします。 【趣味】 ・野球観戦(もっぱらテレビで) ・野球ニュースをネットや動画サーフィン ・ソフトテニス ビールはもっぱら本麒麟、最近スーパードライやキリンラガービールの味を忘れつつあります。 夜の晩酌の肴は、もっぱらプロ野球観戦、ストーブリーグは各球団の戦力分析かパワプロで過ごすアラフォーパパ。

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