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巨人

読売巨人(ジャイアンツ)ドラフト2014年、近年で最高の評価か?

投稿日:2020年2月1日 更新日:

巨人へFAで移籍してきた選手たちが円熟期を迎え、坂本勇人、長野久義、阿部慎之助といった生え抜きの中軸が機能し、2012年から続くセ・リーグ3連覇を果たした巨人。

2014年オフは、将来を見据えたドラフト戦略という事で、一位指名を高校生ナンバーワンスラッガーの岡本和真選手を単独指名。

大田泰示選手以来の高卒スラッガー1位指名という事で、巨人が生え抜きのスターを育てようとする意識が見られましたが、その他のドラフト指名選手は活躍していたのでしょうか?

今回は、2014年ドラフト戦略、本当の評価はどうなの?という事で、まとめていきます。

 

2014年巨人ドラフト前支配下登録選手の主な成績

まず、はじめに巨人の2014年シーズンの成績を振り返ると、

セ・リーグ 1位
クライマックスシリーズ 阪神に4連敗、日本シリーズ出場できず
チーム打率 .257(リーグ5位)
チーム本塁打 144本(リーグ2位)
チーム盗塁 102(リーグ1位)
チームOPS .711(長打率.391出塁率.321)
チーム防御率 .358(リーグ1位)

2位DeNAと5.5ゲーム差、3位阪神と6.0ゲーム差をつけるも、クライマックスシリーズで上がってきた阪神に4連敗し、日本シリーズを逃す悔しいシーズン。

2014年は投打にけが人が多く、原監督が積極的に采配をふるって、接戦に持ち込み勝ちを拾ってきた試合も多く、クライマックスシリーズ後のコメントでは「危機管理というのは尽くしても、し尽くせない」と怪我人の多さは想定外でした。

 

2014年巨人ドラフト前支配下登録選手の打撃成績

チーム成績に続き、2014年の個人打撃成績の主なデータですが、

試合 本塁打 打点 盗塁 打率 長打率 出塁率 OPS
アンダーソン 87 15 50 1 .319 .515 .382 .897
阿部 慎之助 131 19 57 1 .248 .425 .340 .765
石井 義人 7 0 1 0 .250 .250 .333 .583
井端 弘和 87 3 16 0 .256 .329 .328 .657
隠善 智也 11 0 0 1 .321 .321 .321 .642
大田 泰示 44 2 12 4 .246 .431 .338 .769
片岡 治大 126 6 32 24 .252 .340 .304 .644
加藤 健 6 0 1 0 .400 .400 .500 .900
亀井 善行 69 8 26 3 .296 .475 .352 .827
鬼屋敷 正人 1 0 0 0 .000 0 .000 .000
小林 誠司 63 2 14 0 .255 .373 .305 .678
坂本 勇人 144 16 61 23 .279 .420 .344 .764
實松 一成 14 0 1 1 .136 .136 .240 .376
鈴木 尚広 69 0 1 11 .350 .350 .480 .830
セペダ 52 6 18 0 .194 .389 .333 .722
高橋 由伸 72 6 29 0 .286 .482 .369 .851
立岡 宗一郎 2 0 0 0 .000 .000 .000 .000
長野 久義 130 13 62 8 .297 .445 .356 .801
寺内 崇幸 40 0 0 4 .200 .200 .243 .443
中井 大介 23 0 3 1 .204 .286 .250 .536
橋本 到 103 4 35 11 .256 .330 .322 .652
藤村 大介 21 0 1 3 .185 .222 .241 .463
松本 哲也 75 0 3 3 .275 .288 .326 .614
村田 修一 143 21 68 2 .256 .410 .322 .732
矢野 謙次 54 0 3 0 .179 .218 .217 .435
横川 史学 16 1 5 0 .263 .474 .333 .807
ロペス 134 22 57 1 .243 .464 .285 .749

開幕前から阿部慎之助選手の首痛が治らず、小林誠司選手がスタメンに起用される事も増えましたが、阿部選手の存在感は大きく、2013年に比べて大きく攻撃力を落としています。

また、セペダ選手が4番で起用されるなど、4番を固定できずに苦しいシーズンでした。

 

2014年巨人ドラフト前の支配下登録選手の投手成績

続いて、2014年投手の主な成績ですが、

登板 勝利 敗北 セーブ HP 防御率
青木 高広 38 2 2 0 11 2.45
阿南 徹 4 0 0 0 0 5.4
今村 信貴 13 2 1 0 1 6.19
内海 哲也 22 7 9 0 0 3.17
江柄子 裕樹 19 0 2 0 0 2.79
大竹 寛 22 9 6 0 0 3.98
笠原 将生 26 2 0 1 3 4.26
香月 良太 41 3 0 2 9 4.21
久保 裕也 48 4 4 0 15 4.73
小山 雄輝 16 6 2 0 0 2.41
澤村 拓一 12 5 3 0 1 3.72
菅野 智之 23 12 5 0 0 2.33
杉内 俊哉 26 10 6 0 0 3.16
須永 英輝 1 0 0 0 0 81
セドン 10 4 5 0 0 4.67
高木 京介 26 0 0 0 4 4.76
田原 誠次 20 0 1 0 3 2.89
土田 瑞起 12 1 0 0 1 7.71
西村 健太朗 49 4 4 6 20 2.98
福田 聡志 12 0 1 0 2 9.64
マシソン 64 6 6 30 14 3.58
宮國 椋丞 3 1 1 0 0 6.43
山口 鉄也 60 4 3 2 39 3.04

スコット鉄太朗と呼ばれる3人は健在ですが、前年までの安定感はなく、抑えも西村健太朗からマシソンへ変わっています。

先発陣もFA移籍してきた大竹寛選手は9勝止まり、エースの杉内俊哉10勝と前年ほどの圧倒的な力はなく、菅野智之12勝もクライマックスシリーズは出場できずと、怪我人も多く先発ローテーション不足でした。

 

3連覇は達成していますが、

  • 阿部慎之助を中心としたチーム作りは限界、阿部の後継者(4番とキャッチャー)育成が急務
  • 中軸を打つ村田修一、長野久義、高橋由伸の高齢化と衰えが見られる、若手の野手台頭が必要
  • 先発ローテーションが不足
  • スコット鉄太朗の衰えが見えるため、中継ぎリリーフの強化が必要

という課題がある中で、ドラフト会議が行われています。

 

2014年巨人ドラフト以外オフの補強

それぞれの課題に対して、巨人の補強ですが、

ポジション 補強ポイント
相川亮二 キャッチャー FAでヤクルトから移籍、阿部慎之助に変わる正捕手候補
金城龍彦 外野手 FAでベイスターズから移籍、高橋由伸はじめ、高齢化する外野陣を補強
吉川 大幾 内野手 中日を戦力外され、巨人に移籍
矢貫 俊之 投手 中継ぎの補強、日本ハムとのトレード
北 篤 外野手 外野手の補強、日本ハムとのトレード
堂上 剛裕 外野手 育成契約から支配下登録へ

と懸念のキャッチャー、外野手の補強をFAで行い、トレードや自由契約選手の獲得で準レギュラー級の選手を補強しましたので、

  • 先発ローテーションを補完
  • 中継ぎの補強
  • 若手の野手、特にスラッガータイプ

の課題が残っていますので、ドラフトでは、

  • 即戦力の投手
  • 将来性が期待される野手

いずれかを指名すると予想されている中で、岡本和真選手が2014年ドラフト1位で指名されました。

岡本和真

 

2014年巨人ドラフト指名選手の一覧

巨人の2014年ドラフト戦略は、当初即戦力になりうる投手を指名するのでは?という事で

  • 有原航平(早稲田)
  • 安楽智大(済美)

の名前が上がる事もありましたが、原監督がドラフト会議前に将来のスラッガー獲得を希望したという事で岡本和真選手の単独指名に至ったと言います。

今となっては、有原選手を獲得した場合でも巨人のエース級に育っている事は分かりますが、高卒スラッガーを育成する難しさを考えると、かなり勇気のいる選択だったのでは無いでしょうか。

 

その他の2014年ドラフト指名選手ですが、

選手名 ポジション 出身校
1位 岡本和真 三塁手 智辯学園
2位 戸根千明 投手 日本大学
3位 高木勇人 投手 三菱重工名古屋
4位 田中大輝 投手 國學大

育成選手の指名ですが、

選手名 ポジション 出身校
1位 篠原 慎平 投手 四国ILplus・香川
2位 川相 拓也 内野手 桜美林大卒
3位 田中 貴也 捕手 山梨学院大
4位 高橋 慎之介 投手 木更津総合高卒

合計8名の指名と少数精鋭の指名でした。

 

2019年ドラフト獲得各選手の主な成績

2014年ドラフト指名から5年が経ち、2019年の主な成績ですが、

投手では、

登板 勝利 敗北 HP 防御率
2位 戸根千明 26 0 1 8 1.99

2位の戸根選手は26試合に登板、リリーフとして活躍するも、途中で怪我のため1シーズンを戦い抜けなかったですが、2018年を除いて入団後は40試合以上登板し、貴重な左のリリーフとして活躍しています。

3位の高木勇人選手は、入団翌年の2015年は9勝をあげ結果を残しましたが、その後は結果が出ず西武ライオンズへ移籍する事になりました。

4位の田中大輝選手は左肩のリハビリが長引き、育成契約となるも2018年には自由契約となり、プロ生活を終えています。

 

一方、野手では

試合 本塁打 打点 打率 長打率 出塁率 OPS
1位 岡本和真 2018 143 33 100 .309 .541 .394 .935
2019 143 31 94 .265 .485 .343 .828

2018年に3割30本100打点をクリアし、2019年も4番として全試合に出場、二年連続で30本塁打を達成するなど、巨人の主砲として活躍しています。

 

そして、育成選手ですが、

選手名 現在
1位 篠原 慎平 支配下登録になるも自由契約
2位 川相 拓也 自由契約
3位 田中 貴也 支配下登録、1軍出場なし
4位 高橋 慎之介 自由契約

と、現在も残っているのは捕手の田中貴也選手のみです。

 

2014年の巨人ドラフト 本当の評価は?

育成契約も含めると8名の選手が入団した巨人ですが、今現在も1軍で活躍している選手は3名、特に2014年ドラフト1位の岡本和真選手がチームの主力へ成長したのは、評価されるべき点です。

また、2位、3位も即戦力ピッチャーの補強というところで、中継ぎ、先発ローテーションを埋める補強が出来ましたので、この点も評価が高いです。

育成契約に関しては、篠原選手、田中選手の2人が支配下登録されていますし、田中選手は現在もチームに在籍して戦力と見られていますので、育成選手のスカウティングも見事だったと思います。

 

一方、他球団の下位指名を見ても、現在一軍クラスで活躍している選手はいませんので、巨人が4名の指名で終了したのも納得です。

翌年の2015年は優勝を逃す事になり、そこから3年高橋由伸監督に変わった中で、チームの変革期で優勝から遠ざかる事になりますが、振り返れば2014年のドラフトは今のチームを作る根幹になる選手を獲得できており、最高のドラフトだったと言えるのでは無いでしょうか。

以上、2014年巨人のドラフト戦略の総括になります。

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  • この記事を書いた人

たーくん

読売ジャイアンツに魅せられて25年。 趣味のソフトテニス歴と同じだけの長さ、ずっと応援し続けてきました。 家族や自分の事より、プロ野球発展のためブログに命を込める素人野球バカのブログのため、経験者や識者の声も聞きながら双方向で発展させていきたいと考えてますので、積極的な交流をお願いします。 【趣味】 ・野球観戦(もっぱらテレビで) ・野球ニュースをネットや動画サーフィン ・ソフトテニス ビールはもっぱら本麒麟、最近スーパードライやキリンラガービールの味を忘れつつあります。 夜の晩酌の肴は、もっぱらプロ野球観戦、ストーブリーグは各球団の戦力分析かパワプロで過ごすアラフォーパパ。

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