2019年はサカマルコンビ、4番岡本和真、1番亀井善行がハマって、強力な打線を築いた読売巨人軍ですが、歴代の巨人打線の中には、最強を誇った時代もあれば、最低と呼ばれた時代もあったりしました。
2019年打線はセ・リーグを制覇しましたが、日本一奪回は叶わず、特に日本シリーズでは坂本勇人選手と丸佳浩選手が封じ込められて、得点力が低下したのも事実です。
サカマルコンビや岡本和真選手だけに頼る打線では、日本一にはなれないので、さらなる底上げが必要ですが、2020年の打線はどんな姿になるのだろうか?
想像するだけで、今から楽しみしかないですが、中でも一年の中心となる開幕スタメンを誰が務めるのか?はファンなら多数の議論が出来るはずです。
そこで、筆者なりの考えで2020年の巨人開幕スタメンを考察していきたいのと、歴代の巨人スタメンも振り返っていきたいと思います。
原監督の開幕スタメンの考え方
2020年のスタメンを考察するにあたり、原監督のスタメンに対する考え方を見ていきたいと思います。
原監督は3回監督に就任していて、
- 2002年~2003年
- 2006年~2015年
- 2019年~
となりますが、それぞれの開幕スタメンを振り返っていきたいと思います。
原第一次政権は重量打線
第一次原政権ですが、
2002年 | 1 | ショート | 二岡智宏 | 2003年 | 1 | センター | 清水隆行 |
2 | セカンド | 仁志敏久 | 2 | ショート | 二岡智宏 | ||
3 | ライト | 高橋由伸 | 3 | ファースト | 斉藤宜之 | ||
4 | センター | 松井秀喜 | 4 | ライト | 高橋由伸 | ||
5 | ファースト | 清原和博 | 5 | レフト | ペタジーニ | ||
6 | サード | 江藤智 | 6 | サード | 元木大介 | ||
7 | 捕手 | 阿部慎之助 | 7 | 捕手 | 阿部慎之助 | ||
8 | ショート | 元木大介 | 8 | セカンド | 仁志敏久 | ||
9 | 投手 | 上原浩治 | 9 | 投手 | 上原浩治 |
2002年、2003年は松井秀喜氏のメジャー移籍にともなく主軸が変わっていますが、高橋由伸、清原和博、江藤智、阿部慎之助を要する重量打線の時代です。
ちなみに2002年は日本一、2003年はセ・リーグ3位の結果でした。
原第二次政権は1番最強打者説のイメージ
続いて第二次原政権ですが、
2006年 | 2007年 | 2008年 | ||||||
1 | センター | 清水隆行 | 1 | ライト | 高橋由伸 | 1 | ライト | 高橋由伸 |
2 | セカンド | 小坂誠 | 2 | センター | 谷佳知 | 2 | ショート | 二岡智宏 |
3 | ショート | 二岡智宏 | 3 | サード | 小笠原道大 | 3 | サード | 小笠原道大 |
4 | ファースト | 李承燁 | 4 | ファースト | 李承燁 | 4 | ファースト | 李承燁 |
5 | レフト | 高橋由伸 | 5 | セカンド | ゴンザレス | 5 | レフト | ラミレス |
6 | サード | 小久保裕紀 | 6 | 捕手 | 阿部慎之助 | 6 | 捕手 | 阿部慎之助 |
7 | 捕手 | 阿部慎之助 | 7 | ショート | 小坂誠 | 7 | センター | 谷佳知 |
8 | ライト | 亀井義行 | 8 | レフト | 鈴木尚広 | 8 | セカンド | 坂本勇人 |
9 | 投手 | 上原浩治 | 9 | 投手 | 内海哲也 | 9 | 投手 | 高橋尚成 |
2006年セ・リーグ4位に沈んだ事で、FAで小笠原道大選手、オリックスから谷佳知選手をトレードで獲得し2007年セ・リーグ優勝、2008年にはアレックス・ラミレス、セス・グライシンガー選手を獲得しセ・リーグ連覇を果たします。
2009年 | 2010年 | 2011年 | ||||||
1 | ライト | 亀井義行 | 1 | ショート | 坂本勇人 | 1 | ショート | 坂本勇人 |
2 | センター | 鈴木尚広 | 2 | センター | 松本哲也 | 2 | セカンド | 脇谷亮太 |
3 | サード | 小笠原道大 | 3 | サード | 小笠原道大 | 3 | ファースト | 小笠原道大 |
4 | レフト | ラミレス | 4 | レフト | ラミレス | 4 | レフト | ラミレス |
5 | ファースト | 李承燁 | 5 | ライト | 亀井義行 | 5 | ライト | 高橋由伸 |
6 | セカンド | アルフォンゾ | 6 | セカンド | エドガー | 6 | レフト | 長野久義 |
7 | 捕手 | 阿部慎之助 | 7 | 捕手 | 阿部慎之助 | 7 | サード | ライアル |
8 | ショート | 坂本勇人 | 8 | ファースト | 高橋由伸 | 8 | 捕手 | 鶴岡一成 |
9 | 投手 | グライシンガー | 9 | 投手 | 内海哲也 | 9 | 投手 | 東野峻 |
2009年には日本一とセ・リーグ3連覇を果たし、巨人軍復活を果たしますが、2010年、2011年とセ・リーグ3位に終わり、新しいチーム作りへと方針転換していきます。
2012年 | 2013年 | 2014年 | ||||||
1 | ショート | 坂本勇人 | 1 | ライト | 長野久義 | 1 | ショート | 坂本勇人 |
2 | レフト | ボウカー | 2 | センター | 松本哲也 | 2 | セカンド | 片岡治大 |
3 | センター | 長野久義 | 3 | ショート | 坂本勇人 | 3 | ライト | 長野久義 |
4 | 捕手 | 阿部慎之助 | 4 | 捕手 | 阿部慎之助 | 4 | サード | 村田修一 |
5 | サード | 村田修一 | 5 | サード | 村田修一 | 5 | 捕手 | 阿部慎之助 |
6 | ライト | 高橋由伸 | 6 | レフト | 高橋由伸 | 6 | ファースト | ロペス |
7 | ファースト | 小笠原道大 | 7 | ファースト | ロペス | 7 | レフト | アンダーソン |
8 | セカンド | 寺内崇幸 | 8 | セカンド | 脇谷亮太 | 8 | センター | 橋本到 |
9 | 投手 | 内海哲也 | 9 | 投手 | 宮國椋丞 | 9 | 投手 | 菅野智之 |
2012年には横浜から村田修一選手を獲得、4番には阿部慎之助を据えて核と据えた他、サカチョウコンビの1、2番が打線を引っ張る形になりました。
この結果、2012年は日本一、2013年、2014年にセ・リーグ優勝と、原監督はセ・リーグ3連覇を二度達成する事になります。
2015年 | ||
1 | ショート | 坂本勇人 |
2 | セカンド | 井端弘和 |
3 | センター | 長野久義 |
4 | ファースト | 阿部慎之助 |
5 | サード | 村田修一 |
6 | レフト | 高橋由伸 |
7 | ライト | 亀井善行 |
8 | キャッチャー | 小林誠司 |
9 | 投手 | 菅野智之 |
2015年は小林誠司選手が2014年ドラフト1位で入団し、阿部慎之助選手がファーストへコンバートされる形になりましたが、今まで枢軸として活躍してきたメンバー達の成績が軒並み降下し、セ・リーグ2位の結果に終わりました。
ここまでの第二次政権では、「積極的なFA選手を獲得し、攻撃的な打線」を原監督は好む傾向があるように見られて、特に1番に最強打者を配置する傾向が多いので、一番打者のOPSが高い傾向にあります。
そして、阿部慎之助選手を主軸に据えるまでは、生え抜きの四番ではなくFA選手を起用し、責任を全うさせる形が続いています。
原第三次政権は2番最強打者説とメジャー流を採用
2019年から原感渡航が第三次政権を担う事になりますが、2015年からの3年外から解説者として野球を見る中で、またメジャーなどの最新戦略を学んだ中で、「2番打者最強説」を取り入れる事を模索します。
2番最強打者説はメジャーで定説になりつつあり、根拠としては「初回にビッグイニングを作る、もしくは最低でも先制点を取る」という考えから成り立っているようです。
従来の4番最強打者説に基づけば、極端な例ですが1~3番までが単打で満塁、4番が満塁ホームランなら4点。
という理論がなりたっていたわけですが、たしかに理論上は最強打者は4番となるのですが、逆を言えば初回に三者凡退となれば4番打者に回らないという欠点もあります。
メジャーでは初回に先制点を取るために、3番でなく2番に最強打者を取る根拠はセイバーメトリクスに基づくもので、
→ 2番打者には強打者を… よく聞く説の根拠とは?より引用
上記のように1番と2番に出塁率が高いバッターを配置するのが、一番得点効率が良いという事になりますので、2019年の原監督が考えた開幕スタメンは、
2019年 | 2018長打率 | 2018出塁率 | 2018OPS | ||
1 | セカンド | 吉川尚輝 | .361 | .304 | .665 |
2 | ショート | 坂本勇人 | .537 | .424 | .961 |
3 | センター | 丸佳浩 | .627 | .468 | 1.095 |
4 | ファースト | 岡本和真 | .541 | .394 | .935 |
5 | ライト | 陽岱鋼 | .427 | .297 | .724 |
6 | レフト | 亀井善行 | .393 | .315 | .708 |
7 | サード | 田中俊太 | .320 | .311 | .631 |
8 | 捕手 | 小林誠司 | .275 | .300 | .575 |
9 | 投手 | 菅野智之 |
二番打者に坂本勇人選手を入れていますが、セイバーメトリクスの視点から見ると、一番吉川尚輝選手の出塁率は.300ギリギリというところでふさわしくないです。
しかし、オープン戦から好調をキープし、アピールに成功した事で1番打者に吉川尚輝選手を配置できる事がわかったので、思い切って坂本選手を二番に配置する事が出来たと言えます。
さらに、原監督の中では坂本選手と丸選手をくっつけて、広島の「タナキクマル」のような切れ目のない打順を組みたいイメージがあったと思います。
同じように長打率、出塁率共に高い「サカマルコンビ」と若き主砲4番岡本和真選手を合わせれば、相手打線の脅威になるのは明白だったのは、データからも分かります。
残念ながら吉川尚輝選手の腰痛離脱で開幕スタメンの肝となる1番~4番までの打順はすぐに終わってしまうのですが、亀井善行選手が1番に入った事で、サカマル+岡本和真選手の打線は切れる事なく、対戦相手の脅威となり続けました。
ちなみに、亀井善行選手の2019年の長打率、出塁率、OPSですが、
長打率 | 出塁率 | OPS |
.440 | .346 | .786 |
と出塁率が.350にせまっており及第点と言えそうですが、セイバーメトリクスの視点から言えば、出塁率は.400に近い数字は求めたいところです。
亀井選手の場合は、「出塁率が劣る分を長打率で埋めた」印象がありますが、原監督の目指す野球とすれば一番バッターの出塁率をあげたい思惑は見られます。
出塁率が高めるには、四球を増やすのが一番?
出塁率を高めるには、一言で言えば「選球眼を上げる」になるわけですが、好球必打でボールの見極めをしっかりしていく必要があります。
ボールを見極めるという事は、それだけ投手に球数を投げさせる確率が上がるので、四球は自然と増えるのは明白ですが、実は同時に三振も増える傾向にあります。
早打ちの傾向がある打者だと、出塁率は上がらない可能性があり、高橋由伸選手や亀井善行選手は、データ上で言えば一番打者には向かないという事になります。
先ほどのセイバーメトリクスに基づいた打順のイメージだと、1番、2番打者の仕事は「出塁率を上げる事」が重要です。
三振数が増えても、出塁率が上がれば、それで問題ないという事になりますし、坂本勇人選手の場合は2019年に長打率も.575と高い数値を示したので、長打も備えた出塁率の高い二番打者という事で、適性十分という事を示しています。
となると、あとは1番打者に出塁率が高い打者を配置すれば、巨人最強打線の完成となるのですが、その可能性を担える選手を探してみたところ・・
1軍 | 二軍 | |||||
2019長打率 | 2019出塁率 | 2019OPS | 2019長打率 | 2019出塁率 | 2019OPS | |
吉川尚輝 | .415 | .432 | .847 | |||
重信慎之介 | .373 | .308 | .681 | .591 | .403 | .994 |
石川慎吾 | .457 | .316 | .773 | .434 | .362 | .796 |
松原聖弥 | .000 | .401 | .349 | .750 | ||
山下航汰 | .250 | .231 | .481 | .489 | .378 | .867 |
北村拓己 | .000 | .414 | .428 | .842 | ||
増田大輝 | .320 | .286 | .606 | .512 | .509 | 1.021 |
二軍の成績も考慮した場合に、候補者は6名いますが、怪我さえなければ一番打者の筆頭候補は「吉川尚輝」選手になります。
また、一軍と二軍の両方で結果を出している石川慎吾選手や増田大輝選手は、セイバーメトリクス上の一番を担える可能性は伺えますし、二軍だけの成績を見れば、山下航汰、北村拓己両選手にもチャンスはあります。
- 石川、山下選手の場合は、亀井選手や陽岱鋼選手との競争
- 増田大輝選手の場合は、吉川尚輝選手との競争
- 北村選手の場合は、岡本和真選手や新外国人(ファースト)との競争
に打ち勝っていく必要がありますが、全くチャンスが無いわけではありませんので、頑張ってほしいところですね。
2020年読売巨人軍の開幕スタメンは誰になる??
ここまで前置きが長くなりましたが、原監督の思考を考えながら、考察した結果、
- 1、2番には出塁率の高い打者を配置する。
- 2番打者はさらに長打率の高い打者を配置する。
という二点を重要視する事と、もう一つ今年の課題でもあった「岡本和真選手の次を打つ打者」が必要という事で、5番、6番に誰を配置するのか?
はとても大きな課題になります。
現状で考えられるレギュラーは、
2020年 | 2019年長打率 | 2019出塁率 | 2019年OPS | ||
1 | セカンド | 吉川尚輝 | .415 | .432 | .847 |
2 | ショート | 坂本勇人 | .575 | .396 | .971 |
3 | センター | 丸佳浩 | .495 | .388 | .883 |
4 | サード | 岡本和真 | .485 | .343 | .828 |
5 | |||||
6 | |||||
7 | |||||
8 | 捕手 | 小林誠司 | .300 | .280 | .580 |
9 | 投手 | 菅野智之 |
この5人しかいなくて、レフト、ライト、ファーストの3ポジションが空き状況になりますが、レフトには新外国人ジェラルドパーラ、ライトには亀井善行、ファーストには大城卓三もしくは獲得予定の新外国人。
となりそうです。
ファーストの新外国人は流動的なので、新外国人が入らない打線で考えると、
2020年 | 2019年長打率 | 2019出塁率 | 2019年OPS | ||
1 | セカンド | 吉川尚輝 | .415 | .432 | .847 |
2 | ショート | 坂本勇人 | .575 | .396 | .971 |
3 | センター | 丸佳浩 | .495 | .388 | .883 |
4 | サード | 岡本和真 | .485 | .343 | .828 |
5 | レフト | パーラ | .447 | .300 | .747 |
6 | ファースト | 大城卓三 | .388 | .330 | .718 |
7 | ライト | 亀井善行 | .440 | .346 | .786 |
8 | 捕手 | 小林誠司 | .300 | .280 | .580 |
9 | 投手 | 菅野智之 |
順当にいけば3人を並べたいところですが、開幕戦が横浜DeNA、今永投手が開幕投手と予想されるので、左並びは危険と判断し、
2020年 | 2019年長打率 | 2019出塁率 | 2019年OPS | ||
1 | セカンド | 吉川尚輝 | .415 | .432 | .847 |
2 | ショート | 坂本勇人 | .575 | .396 | .971 |
3 | センター | 丸佳浩 | .495 | .388 | .883 |
4 | ファースト | 岡本和真 | .485 | .343 | .828 |
5 | レフト | パーラ | .447 | .300 | .747 |
6 | ライト | 陽岱鋼 | .380 | .346 | .726 |
7 | サード | 北村拓己 | |||
8 | 捕手 | 小林誠司 | .300 | .280 | .580 |
9 | 投手 | 菅野智之 |
この9名で2020年の開幕スタメンを予想してみたいと思います!
2020年開幕メンバー、ローテーションメンバーの予想
徳光和夫さんの「ラジオ日本新春スポーツスペシャル」に原監督が収録にやってきました!
この中で改めて1番と5番の重要性を語っていて、特に1番に関しては「出塁率はもちろんですが、ある程度は迫力のある人を置きたい」、「どうせ打てても単打くらいだろと思われる一番は嫌」と語っています。
さらに、亀井善行選手にも触れて1番も良いけど、6番、7番あたりを任せられると、チームの幅が出てくるともコメントし、吉川尚輝、重信慎之介選手の名前も挙げていようようです。
この発言を受け、改めて開幕スタメン予想ですが、
2020年 | 2019年長打率 | 2019出塁率 | 2019年OPS | ||
1 | サード | 北村拓巳 | |||
2 | ショート | 坂本勇人 | .575 | .396 | .971 |
3 | センター | 丸佳浩 | .495 | .388 | .883 |
4 | ファースト | 岡本和真 | .485 | .343 | .828 |
5 | レフト | パーラ | .447 | .300 | .747 |
6 | ライト | 陽岱鋼 | .380 | .346 | .726 |
7 | セカンド | 吉川尚輝 | .415 | .432 | .847 |
8 | 捕手 | 小林誠司 | .300 | .280 | .580 |
9 | 投手 | 菅野智之 |
北村選手は、ファームでは出塁率と長打率が高く、特に出塁率に関しては村田コーチが合格点を出しているほどなので、キャンプ、オープン戦で結果を残せば、今永対策として右の強打の一番バッターとして開幕スタメンを勝ち取る可能性があるかもしれません。
もう一つ、筆者の独断ですが、
2020年 | 2019年長打率 | 2019出塁率 | 2019年OPS | ||
1 | レフト | 山下航汰 | |||
2 | ショート | 坂本勇人 | .575 | .396 | .971 |
3 | センター | 丸佳浩 | .495 | .388 | .883 |
4 | ファースト | 岡本和真 | .485 | .343 | .828 |
5 | ライト | パーラ | .447 | .300 | .747 |
6 | サード | 北村拓巳 | |||
7 | セカンド | 吉川尚輝 | .415 | .432 | .847 |
8 | 捕手 | 小林誠司 | .300 | .280 | .580 |
9 | 投手 | 菅野智之 |
のように、出塁率が高い山下選手を一番に持ってくるのも面白いと思い、同時に若手の出塁率が高い北村選手と吉川選手をジグザグに組んでみた打線も、今永投手は嫌がるのでは無いか??と思います。
読売巨人軍 歴代の開幕スタメンをまとめました
最後に、巨人の歴代開幕スタメンをまとめていきます。
随時情報は更新をしてきたいと思いますが、1936年から遡ります。
1投手、2捕手、3一塁手、4二塁手、5三塁手、6遊撃手、7左翼手、8中堅手、9右翼手の守備位置になります。
1936年~1944年 戦時中の開幕スタメン
1938年秋 | 1938年春 | 1937年秋 | 1937年春 | 1936年秋 | 1936年夏 |
8呉波 | 4三原修 | 6白石敏男 | 8呉波 | 6白石敏男 | 8林清一 |
6白石敏男 | 6白石敏男 | 7前川八郎 | 5水原茂 | 5前川八郎 | 4前川八郎 |
5千葉茂 | 5水原茂 | 5水原茂 | 4筒井修 | 4三原修 | 9中島治康 |
9中島治康 | 9中島治康 | 9中島治康 | 9中島治康 | 9中島治康 | 3永沢富士雄 |
7伊藤健太郎 | 7伊藤健太郎 | 3筒井修 | 7伊藤健太郎 | 3筒井修 | 7伊藤健太郎 |
3川上哲治 | 8三田政夫 | 8平山菊二 | 6白石敏男 | 7伊藤健太郎 | 6筒井修 |
2吉原正喜 | 3永沢富士雄 | 4津田四郎 | 3永沢富士雄 | 2中山武 | 2中山武 |
1前川八郎 | 2吉原正喜 | 1沢村栄治 | 2内堀保 | 1沢村栄治 | 5白石敏男 |
4井上康弘 | 1スタルヒン | 2倉信雄 | 1沢村栄治 | 8林清一 | 1沢村栄治 |
1944年 | 1943年 | 1942年 | 1941年 | 1940年 | 1939年 |
7黒沢俊夫 | 8呉昌征 | 6白石敏男 | 6白石敏男 | 6白石敏男 | 8呉波 |
9木暮力三 | 7青田昇 | 5水原茂 | 5水原茂 | 5水原茂 | 5水原茂 |
1藤本英雄 | 6白石敏男 | 2楠安夫 | 9中島治康 | 4千葉茂 | 6白石敏男 |
5中村政美 | 3伊藤健太郎 | 3川上哲治 | 3川上哲治 | 9中島治康 | 9中島治康 |
3近藤貞雄 | 9中島治康 | 9中島治康 | 4千葉茂 | 3川上哲治 | 4千葉茂 |
2川畑博 | 4坂本茂 | 7伊藤健太郎 | 2吉原正喜 | 7平山菊二 | 3永沢富士雄 |
4渡部弘 | 2多田文久三 | 8呉波 | 7平山菊二 | 2吉原正喜 | 7平山菊二 |
6杉江繁雄 | 5小池繁雄 | 4坂本茂 | 8呉波 | 1須田博 | 2吉原正喜 |
8呉新亨 | 1須田博 | 1広瀬習一 | 1須田博 | 8呉波 | 1川上哲治 |
ここまでが戦時中の開幕スタメンとなります。
1946年から1957年の戦後の開幕スタメン
1951年 | 1950年 | 1949年 | 1948年 | 1947年 | 1946年 |
4千葉茂 | 4千葉茂 | 6白石敏男 | 6白石敏男 | 8呉新亨 | 6山田潔 |
6平井正明 | 6山川喜作 | 4千葉茂 | 8青田昇 | 5山川喜作 | 8呉新亨 |
8青田昇 | 8青田昇 | 8青田昇 | 4千葉茂 | 4千葉茂 | 4千葉茂 |
5宇野光雄 | 3川上哲治 | 3川上哲治 | 3川上哲治 | 3川上哲治 | 7黒沢俊夫 |
3南村不可止 | 5手塚明治 | 7平山菊二 | 7平山菊二 | 9平山菊二 | 2多田文久三 |
9多田文久三 | 9萩原寛 | 9中島治康 | 9中島治康 | 7黒沢俊夫 | 3諏訪裕良 |
7内藤博文 | 7小松原博喜 | 5山川喜作 | 5山川喜作 | 1川崎徳次 | 9林清光 |
2藤原鉄之助 | 2藤原鉄之助 | 2藤原鉄之助 | 2武宮敏明 | 2武宮敏明 | 1近藤貞雄 |
1別所毅彦 | 1藤本英雄 | 1多田文久三 | 1川崎徳次 | 6田中資昭 | 5山川喜作 |
1957年 | 1956年 | 1955年 | 1954年 | 1953年 | 1952年 |
8岩本尭 | 8与那嶺要 | 7与那嶺要 | 8与那嶺要 | 6平井三郎 | 7与那嶺要 |
4内藤博文 | 4平井三郎 | 4千葉茂 | 4千葉茂 | 4千葉茂 | 4千葉茂 |
7宮本敏雄 | 7宮本敏雄 | 8岩本尭 | 9南村侑広 | 8与那嶺要 | 8青田昇 |
3川上哲治 | 3川上哲治 | 3川上哲治 | 3川上哲治 | 3川上哲治 | 3川上哲治 |
2藤尾茂 | 9南村侑広 | 9南村侑広 | 7樋笠一夫 | 5宇野光雄 | 5宇野光雄 |
9坂崎一彦 | 6広岡達朗 | 5広岡達朗 | 5手塚明治 | 9南村不可止 | 9南村不可止 |
6広岡達朗 | 2藤尾茂 | 2広田順 | 6平井三郎 | 7樋笠一夫 | 6平井正明 |
1大友工 | 5土屋正孝 | 1別所毅彦 | 2広田順 | 2広田順 | 2広田順 |
5土屋正孝 | 1別所毅彦 | 6平井三郎 | 1大友工 | 1別所毅彦 | 1藤本英雄 |
打撃の神様、川上哲治氏が4番に定着、長きに渡って巨人を引っ張っている時代です。
1958年から1963年はONが登場
1963年 | 1962年 | 1961年 | 1960年 | 1959年 | 1958年 |
7柳田利夫 | 8国松彰 | 8国松彰 | 6広岡達朗 | 7与那嶺要 | 7与那嶺要 |
8国松彰 | 7高林恒夫 | 7高林恒夫 | 9宮本敏雄 | 8河野正 | 6広岡達朗 |
3王貞治 | 5長嶋茂雄 | 3王貞治 | 4土屋正孝 | 6広岡達朗 | 5長嶋茂雄 |
5長嶋茂雄 | 3王貞治 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 | 3川上哲治 |
9坂崎一彦 | 9宮本敏雄 | 9坂崎一彦 | 7与那嶺要 | 2藤尾茂 | 9宮本敏雄 |
6広岡達朗 | 2森昌彦 | 6広岡達朗 | 8藤尾茂 | 9土屋正孝 | 8岩本尭 |
2森昌彦 | 6広岡達朗 | 2森昌彦 | 3難波昭二郎 | 3王貞治 | 4土屋正孝 |
4須藤豊 | 4藤本伸 | 1中村稔 | 2森昌彦 | 4藤本伸 | 2藤尾茂 |
1伊藤芳明 | 1城之内邦雄 | 4土居章助 | 1伊藤芳明 | 1伊藤芳明 | 1藤田元司 |
1958年長嶋茂雄氏が入団、川上哲治氏が引退し、時代が変わり、1961年の王貞治氏の入団によってON時代の幕開けです。
1964年から1969年はV9時代へ突入
1969年 | 1968年 | 1967年 | 1966年 | 1965年 | 1964年 |
7高田繁 | 8柴田勲 | 8柴田勲 | 8柴田勲 | 7柴田勲 | 7柳田利夫 |
4土井正三 | 4土井正三 | 6黒江透修 | 4土井正三 | 9国松彰 | 8柴田勲 |
3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 |
5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 |
8柴田勲 | 7高倉照幸 | 2森昌彦 | 9田中久寿男 | 8吉田勝豊 | 9国松彰 |
9末次民夫 | 9末次民夫 | 7国松彰 | 2森昌彦 | 2森昌彦 | 6広岡達朗 |
2森昌彦 | 2森昌彦 | 9田中久寿男 | 7柳田利夫 | 4須藤豊 | 4滝安治 |
1金田正一 | 1金田正一 | 4土井正三 | 6広岡達朗 | 6広岡達朗 | 2森昌彦 |
6黒江透修 | 6黒江透修 | 1城之内邦雄 | 1金田正一 | 1金田正一 | 1高橋明 |
1965年から1973年までの間、「巨人V9」の時代です。
エースのカネヤンこと金田正一氏、ONを中心とした固定されたレギュラーが川上哲治監督のもと、最新の野球理論を取り入れていきました。
1970年から1975年はV9の終焉から長嶋茂雄監督誕生へ
1975年 | 1974年 | 1973年 | 1972年 | 1971年 | 1970年 |
8柴田勲 | 8柴田勲 | 8柴田勲 | 9柴田勲 | 8柴田勲 | 7高田繁 |
5富田勝 | 6上田武司 | 7高田繁 | 4土井正三 | 7高田繁 | 4土井正三 |
7高田繁 | 3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 |
9末次利光 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 | 5長嶋茂雄 |
3柳田俊郎 | 9末次利光 | 6黒江透修 | 7高田繁 | 6黒江透修 | 9国松彰 |
4上田武司 | 7高田繁 | 9末次民夫 | 8槌田誠 | 9末次民夫 | 6黒江透修 |
2矢沢正 | 4土井正三 | 4土井正三 | 6黒江透修 | 2吉田孝司 | 2森昌彦 |
6河埜和正 | 2吉田孝司 | 2森昌彦 | 2森昌彦 | 1渡辺秀武 | 1高橋一三 |
1堀内恒夫 | 1高橋一三 | 1堀内恒夫 | 1堀内恒夫 | 4土井正三 | 8柴田勲 |
1974年に長嶋茂雄氏が引退、巨人の監督も川上哲治氏が退任し、長嶋監督が誕生するも最下位に低迷。
1976年から1981年は長嶋茂雄監督時代
1981年 | 1980年 | 1979年 | 1978年 | 1977年 | 1976年 |
6河埜和正 | 8柴田勲 | 8柴田勲 | 8柴田勲 | 8柴田勲 | 8柴田勲 |
7淡口憲治 | 7高田繁 | 5高田繁 | 4土井正三 | 4土井正三 | 5高田繁 |
5中畑清 | 5中畑清 | 7張本勲 | 7張本勲 | 7張本勲 | 7張本勲 |
8ホワイト | 3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 | 3王貞治 |
9トマソン | 9ホワイト | 4シピン | 9柳田真宏 | 5高田繁 | 9淡口憲治 |
4原辰徳 | 4シピン | 9淡口憲治 | 5高田繁 | 9柳田真宏 | 4ジョンソン |
3松原誠 | 6河埜和正 | 6河埜和正 | 6河埜和正 | 6河埜和正 | 2矢沢正 |
2山倉和博 | 2山倉和博 | 2吉田孝司 | 2山倉和博 | 2吉田孝司 | 6河埜和正 |
1西本聖 | 1江川卓 | 1新浦寿夫 | 1堀内恒夫 | 1堀内恒夫 | 1堀内恒夫 |
1976年に前年最下位から一転リーグ優勝を果たし、1977年も連覇を果たしますが、1978年2位、1979年5位と低迷し、1980年の長嶋茂雄辞任へと繋がっていきます。
この間に、1979年のオフには「地獄の伊東キャンプ」が行われ、その後主力として成長し藤田監督の元で優勝を果たすメンバーに育成しています。
1982年から1987年は江川卓と西本聖のライバル対決
1987年 | 1986年 | 1985年 | 1984年 | 1983年 | 1982年 |
7松本匡史 | 7松本匡史 | 7松本匡史 | 8松本匡史 | 8松本匡史 | 8松本匡史 |
6鴻野淳基 | 4篠塚利夫 | 4篠塚利夫 | 6河埜和正 | 6河埜和正 | 6河埜和正 |
4篠塚利夫 | 8クロマティ | 8クロマティ | 4篠塚利夫 | 4篠塚利夫 | 4篠塚利夫 |
8クロマティ | 5原辰徳 | 5原辰徳 | 5原辰徳 | 5原辰徳 | 3中畑清 |
9吉村禎章 | 9吉村禎章 | 3中畑清 | 9スミス | 7スミス | 5原辰徳 |
5中畑清 | 3中畑清 | 9吉村禎章 | 7クロマティ | 3中畑清 | 7淡口憲治 |
3駒田徳広 | 6河埜和正 | 6河埜和正 | 3中畑清 | 9淡口憲治 | 9トマソン |
2山倉和博 | 2山倉和博 | 2山倉和博 | 2山倉和博 | 2山倉和博 | 2山倉和博 |
1西本聖 | 1江川卓 | 1西本聖 | 1江川卓 | 1西本聖 | 1江川卓 |
1980年に王貞治氏が引退、翌年に原辰徳氏が入団し、長きに渡り4番を打つ事になりますが、1980年代の巨人はテレビの視聴率が20%超え、スター選手が数多く在籍した時代です。
当時の開幕投手は、競い合うかのように江川卓氏と西本聖氏で争われており、筆者も物心がついて巨人をテレビで見始めたのは、この頃からです。
1988年から1993年は長嶋茂雄監督の復帰からFA補強の始まり
1993年 | 1992年 | 1991年 | 1990年 | 1989年 | 1988年 |
8モスビー | 8緒方耕一 | 4篠塚利夫 | 6川相昌弘 | 5中畑清 | 9駒田徳広 |
6川相昌弘 | 6川相昌弘 | 6川相昌弘 | 4篠塚利夫 | 6勝呂博憲 | 6鴻野淳基 |
9バーフィールド | 4篠塚利夫 | 8ブラッドリー | 8クロマティ | 4篠塚利夫 | 8クロマティ |
5原辰徳 | 3原辰徳 | 7原辰徳 | 7原辰徳 | 7原辰徳 | 5原辰徳 |
3駒田徳広 | 9駒田徳広 | 5岡崎郁 | 5岡崎郁 | 8クロマティ | 7吉村禎章 |
7長嶋一茂 | 5岡崎郁 | 9吉村禎章 | 9ブラウン | 3岡崎郁 | 4篠塚利夫 |
4篠塚和典 | 7ゴンザレス | 3駒田徳広 | 3駒田徳広 | 9駒田徳広 | 3中畑清 |
2大久保博元 | 2吉原孝介 | 2中尾孝義 | 2中尾孝義 | 2中尾孝義 | 2山倉和博 |
1斎藤雅樹 | 1槙原寛己 | 1槙原寛己 | 1斎藤雅樹 | 1桑田真澄 | 1桑田真澄 |
巨人に桑田真澄、槙原寛己、斎藤雅樹の3本柱と呼ばれるエースが誕生。
原辰徳氏が4番を務めてきますが、1992年に長嶋茂雄監督が復帰し、毎年補強を繰り返していきます。
1994年から1999年はFA補強と松井秀喜氏の4番定着へ
1999年 | 1998年 | 1997年 | 1996年 | 1995年 | 1994年 |
4仁志敏久 | 4仁志敏久 | 4仁志敏久 | 4仁志敏久 | 4岡崎郁 | 7グラッデン |
7清水隆行 | 5元木大介 | 6川相昌弘 | 6川相昌弘 | 6川相昌弘 | 6川相昌弘 |
8松井秀喜 | 3清原和博 | 8松井秀喜 | 8マック | 9松井秀喜 | 9松井秀喜 |
3清原和博 | 8松井秀喜 | 3清原和博 | 9松井秀喜 | 3落合博満 | 3落合博満 |
9高橋由伸 | 6ダンカン | 5ルイス | 3落合博満 | 5ハウエル | 4篠塚和典 |
5元木大介 | 7広沢克 | 9大森剛 | 7吉村禎章 | 7広沢克己 | 8コトー |
6川相昌弘 | 9高橋由伸 | 7清水隆行 | 5マント | 8マック | 5岡崎郁 |
2村田真一 | 2杉山直輝 | 2村田真一 | 2村田真一 | 2大久保博元 | 2村田真一 |
1ガルベス | 1桑田真澄 | 1斎藤雅樹 | 1斎藤雅樹 | 1斎藤雅樹 | 1斎藤雅樹 |
1993年にFA宣言の落合博満氏、1992年ドラフトでは松井秀喜氏を獲得した事で、開幕スタメン入りしています。
その後、広沢克己氏、清原和博氏のFA移籍、高橋由伸氏がドラフト1位で入団してくるなど、毎年補強は繰り返されていきます。
世紀のON日本シリーズ対決からミレニアム打線結成へ
2006年 | 2005年 | 2004年 | 2003年 | 2002年 | 2001年 | 2000年 |
7清水隆行 | 4仁志敏久 | 4仁志敏久 | 7清水隆行 | 7二岡智宏 | 4仁志敏久 | 4仁志敏久 |
4小坂誠 | 6二岡智宏 | 7清水隆行 | 6二岡智宏 | 4仁志敏久 | 6二岡智宏 | 7清水隆行 |
6二岡智宏 | 9高橋由伸 | 5小久保裕紀 | 3斉藤宜之 | 9高橋由伸 | 9高橋由伸 | 5江藤智 |
3李承燁 | 3清原和博 | 9高橋由伸 | 8高橋由伸 | 8松井秀喜 | 8松井秀喜 | 8松井秀喜 |
8高橋由伸 | 7ローズ | 3清原和博 | 9ペタジーニ | 3清原和博 | 3清原和博 | 9高橋由伸 |
5小久保裕紀 | 5小久保裕紀 | 8ローズ | 5元木大介 | 5江藤智 | 5江藤智 | 3マルティネス |
2阿部慎之助 | 8キャプラー | 6元木大介 | 2阿部慎之助 | 2阿部慎之助 | 7清水隆行 | 6二岡智宏 |
9亀井義行 | 2阿部慎之助 | 2阿部慎之助 | 4仁志敏久 | 6元木大介 | 2阿部慎之助 | 2村田真一 |
1上原浩治 | 1上原浩治 | 1上原浩治 | 1上原浩治 | 1上原浩治 | 1上原浩治 | 1上原浩治 |
2000年以降は、上原浩治氏が開幕投手を担い、FA移籍や他球団の主力を引き抜き、毎年のように主力が移籍してくるようになり、監督も長嶋茂雄氏から原辰徳氏、堀内恒夫氏へと変わっていきます。
当時の巨人は、大型補強がたたったのか、暗黒時代と言っても良いくらいファンを失望させるような結果が続きました。
2007年は史上最強?改め史上最悪打線の評価?
特に2007年は、史上最強打線にも関わらず、
史上最強打線
1仁志 率.289本28点60
2清水 率.308本16点60
3ローズ率.287本45点99
4高橋 率.317本30点79
5ペタジーニ率.290本29点64
6小久保 率.314本41点96
7阿部 率.301本33点78
8二岡 率.269本9点4933試合連続本塁打
総得点738 チーム本塁打259本
6人が20発越えこれで順位は3位という悲劇 pic.twitter.com/GJdjv0Pec4
— Satoshi (@giantssaa) 2019年12月19日
リーグ3位の結果と野球は打線だけでは結果は伴わない事が分かります。
2007年から2015年までは前述していますので、最後は2016年から2018年までの開幕スタメンを紹介します。
高橋由伸政権は後で評価される可能性が大
2018年 | 2017年 | 2016年 |
8陽岱鋼 | 4中井大介 | 9長野久義 |
4吉川尚輝 | 8立岡宗一郎 | 8立岡宗一郎 |
6坂本勇人 | 6坂本勇人 | 6坂本勇人 |
7ゲレーロ | 3阿部慎之助 | 3ギャレット |
5マギー | 5マギー | 4クルーズ |
3岡本和真 | 9長野久義 | 7亀井善行 |
9長野久義 | 7岡本和真 | 5村田修一 |
2小林誠司 | 2小林誠司 | 2小林誠司 |
1菅野智之 | 1マイコラス | 1菅野智之 |
高橋由伸監督になり、3年間巨人を率いていますが、第二次原政権で枢軸を担った村田修一、長野久義、阿部慎之助の成績が降下し、リーグ優勝を逃しています。
その代わりに、若き主砲岡本和真選手が覚醒、坂本勇人選手も全盛期を迎える活躍、小林誠司選手も経験を積み、2019年へと繋がっていきました。
以上、歴代の巨人開幕スタメンの紹介となります。今後も開幕スタメンをどんどん更新できるよう、これから先の巨人を応援していきますので、当ブログもよろしくお願い致します。
●2020年3月22日 更新 巨人の一番打者問題が再燃??