2019年オフのFA宣言で移籍した選手は美馬学、鈴木大地両選手が国内移籍、秋山翔吾選手が海外FAでメジャー移籍が決まり3名のFA選手が誕生しました。
2020年もFA有資格者が多数誕生する予定で、国内、国外問わず移籍する可能性があったり、注目の選手も多数います。
まだ、春季キャンプが始まる前ですが、2020年オフを見越して、一足早くFA選手の動向を予想していこうと思います。
2020年FA資格取得予定選手の主な成績と年俸
ここからは、それぞれのFA資格取得予定選手を紹介しますが、2019年の主な成績と契約更改した年俸をそれぞれ紹介していきたいと思います。
Aランク予想選手
Aランクの投手ですが、
勝利 | 敗北 | 防御率 | 年俸 | |
大野雄大 | 9 | 8 | 2.58 | 1億3000万円 |
2019年に念願の初タイトル「最優秀防御率」を獲得、ドラゴンズの左腕エースに復活。
二桁勝利を逃すも、左のパワーピッチャーを必要とする球団は数多く、FA宣言をすれば獲得に乗り出す球団は多いと予想されます。
契約更改では複数年契約を打診されるも、単年契約となったため、FA宣言を前提としているのでは?と憶測もされています。
→ ノーノーピッチャー大野雄大投手は2020年FAで移籍?東京オリンピックでも活躍か?
続いて、Aランクの野手ですが、
試合 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 年俸 | |
西川遥輝 | 142 | 158 | 5 | 41 | 19 | .288 | 2億円 |
山田哲人 | 142 | 141 | 35 | 98 | 33 | .271 | 5億円 |
西川選手は、海外FAでメジャーへの挑戦を予定しています。
ベストナインが2016年、2017年の二度、ゴールデングラブ賞が2017年、2018年、2019年の3度、盗塁王は2014年、2017年、2018年と俊足と堅実な守備がウリ。
メジャーでの需要がない場合は、宣言後の残留となる可能性があり、国内移籍は無いと思われます。
→ 西川遥輝選手は2020年オフにFAでメジャー挑戦か?移籍しても年俸や成績は爆下げ?
そして、もう一人の注目選手の山田哲人選手ですが、年俸は5億円とヤクルトスワローズで最高年俸に達しましたが、単年度契約となっています。
FA資格については、
「FA権はプロ野球選手にとって大きなこと。来季、権利を取れれば自分の選択は広がる。行使するとかしないはまだ決めていない」
と、意味深なコメントも残していますが、FA移籍するのか?それとも海外FAを睨んでのポスティングシステムを使っての大リーグ移籍を希望するのか?
山田哲人選手の2020年は要注目です。
→ 山田哲人選手は国内FAで巨人移籍?ポスティングでメジャー?2020年オフは争奪戦も?
Bランク予想選手
続いて、Bランク選手ですが、投手は
年度 | 登板 | 勝利 | 敗北 | セーブ | H | HP | 防御率 | 年俸 |
今村猛 | 27 | 3 | 1 | 1 | 4 | 7 | 3.55 | 8000万 |
増田達至 | 65 | 4 | 1 | 30 | 7 | 11 | 1.81 | 1億9000万 |
森唯斗 | 54 | 2 | 3 | 35 | 7 | 9 | 2.21 | 4年4.6億円 |
松永昂大 | 46 | 2 | 3 | 0 | 25 | 27 | 2.6 | 7500万円 |
小川泰弘 | 26 | 5 | 12 | 0 | 0 | 0 | 4.57 | 9000万 |
4名がリリーフタイプ、先発タイプは小川選手のみです。
1人目の今村選手ですが、単年度契約ですが、カープとは相思相愛と思われるので、残留を予定していると予測されています。
2人目の増田選手ですが、球団から複数年契約を提示されるも、単年度契約を希望し、9000万増しで更改しています。
FA宣言すれば、球界トップクラスの抑え投手という事もあり、複数球団での獲得競争が見込まれます。
→ 増田達至は2020年FAで最注目選手?予想年俸や獲得球団を予想したいと思います!
3人目の森唯斗選手ですが、ホークスと4年契約を結び、生涯ソフトバンクホークスを宣言したようなものですので、FA移籍は無いでしょう。
4人目の松永選手ですが、千葉ロッテマリーンズの万能リリーバーですが、貴重な左腕という事で、FA宣言すれば複数球団が獲得に乗り出す可能性はありますが、残留を前提としていると見られます。
5人目の小川投手ですが、近年成績が降下気味ですが、貴重なイニングイーターですので、今年の美馬選手のようにFA宣言すれば複数球団が獲得する事も予想されます。
一方、Bクラスの野手ですが、
試合 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 年俸 | |
小林誠司 | 92 | 52 | 2 | 19 | 1 | .244 | 1億円 |
梶谷隆幸 | 41 | 20 | 5 | 15 | 3 | .215 | 7400万円 |
田中広輔 | 97 | 60 | 3 | 27 | 8 | .193 | 1億5000万円 |
金子侑司 | 133 | 116 | 3 | 33 | 41 | .251 | 4年5億円超え |
島内宏明 | 133 | 145 | 10 | 57 | 3 | .287 | 1億円 |
1人目の小林選手は、年俸1億円に到達、単年度契約?と言われていますが、複数年契約を結んでいる可能性もありますし、巨人愛が強い選手なので、FA宣言はないと思われますがが・・・
万が一、FA宣言すれば、複数球団が獲得に乗り出すのは確実なほど、球界を代表するキャッチャーです。
→ 小林誠司の契約更改は複数年か?成績よりも経験とキャプテンシーを評価してほしい!
2人目の梶谷選手ですが、不本意なシーズンが続き、2019年オフの契約更改では25%減となり、厳しい評価です。
本人は、「数字が物語っている。自分の中で振り返ったのでここで言うことはない」とコメントしていますが、身体能力が高いですが怪我も多いので、FA宣言しても獲得に乗り出す球団は少ないと思われるので、FA宣言は無いと思われます。
3人目の田中広輔選手ですが、怪我の影響もあり今年はキャリア最低のシーズンに終わりました。
小園海斗選手がレギュラーを取ろうかという勢いで迫っている中、球団も厳しい査定で3000万円減となりましたが、田中選手には来季はキャプテンを務めてもらう予定と、新しい役割を期待しています。
FA宣言すれば、ショートや内野手のレギュラーを獲りたい球団からのオファーが出てくる可能性はありますが、2020年の成績次第となりそうです。
4人目の金子選手ですが、球団から4年契約を打診され、生涯ライオンズ宣言をしていますので、FA宣言は無いです。
5人目の島内選手ですが、球団から期待されたバイプレーヤーとして、今年はあらゆる打順に順応していましたが、年俸も1億円に到達し、本人の評価はとても高いです。
FA宣言は無いと思われていますが、本人が取得後にどうコメントするか?は注目です。
Cランク予想選手はたくさんいます
次に、Cランク予想の選手ですが、こちらは名前と年俸、移籍の可能性を一覧にまとめてみたのですが、
年俸 | 移籍の可能性 | |
鍵谷陽平 | 4500万 | 無し |
岩田稔 | 3800万 | 無し |
田島慎二 | 4250万 | 微妙 |
荒木貴裕 | 3000万 | 無し? |
熊代聖人 | 1200万 | 無し |
比嘉幹貴 | 2600万 | 微妙 |
海田智行 | 4150万 | 可能性あり |
松井雅人 | 2800万 | 無し |
後藤駿太 | 2500万 | 無し |
巨人の鍵谷選手ですが、日本ハムからトレード移籍後、貴重な中継ぎ左腕として活躍し、巨人に評価されていますし、本人もFA宣言をしてまで移籍したいとは思っていないと思われます。
→ 鍵谷陽平投手は巨人へトレードされて正解!背番号30へ変更し、来季もリリーフで豪腕を見せて下さい!
阪神タイガースの岩田投手ですが、2015年の8勝以来、成績が下降気味で、FA宣言しても他球団が獲得に乗り出すのは難しいと思われるので、宣言は無しと思われます。
中日ドラゴンズの田島投手ですが、サイドスローのパワーピッチャーで、リリーバーという事から需要はありそうですが、近年は登板機会が減っています・・評価は微妙ですが、宣言すれば獲得に乗り出す球団は出てくる可能性はあります。
ヤクルトスワローズの荒木選手、西武ライオンズの熊代選手、オリックス・バファローズの松井選手と後藤選手は、サブレギュラーで、目立った活躍もないので、FA宣言をする事は無いでしょう。
注目したいのが、オリックス・バファローズの左のリリーバー比嘉選手と海田選手の二名です。
オリックスの勝利の方程式を担う二人なだけに、FA宣言すればCランクという事も考えれば大痛手だと思います。近年チームも成績が低迷しているので、優勝できるチームに移籍したいとなればFA宣言する事もあるかも知れません。
2020年のFA宣言の可能性がある選手は??
上記の通り、それぞれのランクに注目選手がいますが、
来季はAクラスの3名
- 山田哲人
- 大野雄大
- 西川遥輝
Bクラスの1名
- 増田達至
Cクラスの2名
- 比嘉幹貴
- 海田智行
合計6名のFA宣言には注目したいと思います。
巨人がFA宣言選手を獲得し続ける時代は終わり、あらゆる球団に移籍する可能性が出てきていますので、移籍が活性化し、それぞれの球団が強くなるのは楽しみが増えるばかりです。
評価が少しでも上がるように2020年のペナントレースをしっかり戦い抜き、2020年オフのストーブリーグを楽しみにしましょう。